5分でわかる!「It is … to 動詞」のパターン
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この動画の要点まとめ
ポイント
「It is … to 動詞」では、「It is …」は予告、「to 動詞」がメイン!
次の例題を通して考えていこう。
It is important「それは重要です」とあるね。何が重要なのかな?
「英語を学ぶこと」という意味のカタマリが「それ」にあたる部分だね。
この問題のように、「~することは重要です」などと言うときは、覚えておきたい表現があるんだ。
ポイントを確認しよう。
It is … to 動詞 は「 ~することは…だ 」という意味の表現だよ。
日本語に訳すときは、 to以下のカタマリが、itのところにあったかのように訳す のがポイントだよ。
2つのカタマリ、 It is … と、 to 動詞 の順番が入れ替わって、「~することは…だ」という訳になるんだね。
「Itは仮の主語、to以下が本当の主語」とみて、「 仮主語構文 」といわれることもあるよ。
例題を通して、具体的に使い方を見ていこう。
It is important「それは重要です」というカタマリの後ろに、「それ」の内容、つまり「英語を学ぶこと」を表すカタマリを置くよ。
意味のカタマリを置くには、不定詞を使うんだったね。
「英語を学ぶこと」はto study Englishで表せるよ。
カタマリ同士をつなげると、 It is important to study English.となるよ。
ちなみに、To study English is important.
「英語を学ぶことは大事です。」と言わないで、わざわざ書き手(話し手)が It is … to 動詞 を使う理由がわかるかな?
実は、英語には イイタイコトが後ろにくるという特徴がある んだ。だから、
It is important「大事なんです」
と<予告>して注意をひきつけ、
to study English「英語を学ぶことは」
と<メイン>の情報を後ろにもってきているんだね。
次に、(2)を見てみよう。
It is hard「それは難しいことだ」の後ろに、「それ」の内容を示す「1時間でその仕事を終わらせること」というカタマリを置こう。
It is … to 動詞 の形で「 ~することは…だ 」という表現だね。
「1時間で」は、in an hourまたは、within an hourと表そう。
to finish the work in[within] an hour「1時間でその仕事を終わらせること」のカタマリを下線に補うよ。
ちなみに、in an hourは「1時間 たったら 」、within an hourは「1時間 たつ前に 」という意味だよ。この問題では、どちらを使っても大丈夫。
続けて(3)を見てみよう。
It is dangerous「それは危険です」とあるね。このカタマリは、「これから言うことは危険だ」という予告の役割だよ。
この後ろに、不定詞を使って「それ(危険なこと)って何なのか」を表すメインのカタマリを置こう。
「その川で泳ぐこと」は、 to swim in the riverと表せるね。
訳をする時は、 to以下のメインのカタマリがitの位置にあるかのように 訳そう。
It is … to 動詞 の形では、 It is … までのカタマリが「予告」、 to 動詞 からのカタマリが「メイン」になっているんだ。
だから、日本語に訳すときは、「 ~することは…だ 」のように、to以下の部分がitの部分にあるかのように、先に訳そう。
今回のテーマは 「It is … to 動詞」 についてです。
これまでと同じく、不定詞の 「カタマリ」で意味を足す というイメージでつかんでいこう。