1つ目のポイントは、「自由権・身体の自由」です。
自由権という権利と、自由権の1つである身体の自由について学習します。
こちらを見てください。

自由権とは、国家に不当に自由を制限されない権利のことです。
ただし、どんな場合にでも自由権が認められるわけではありません。
公共の福祉のためには制限されることもあります。
簡単にいうと、みんなの利益を損ねるような場合は、自由を制限されることもあるということです。
公共の福祉も重要なキーワードなので、覚えておきましょう。

自由権の1つが身体の自由です。
罪を犯す以外のことで自由を奪われたり、強制的に働かされたり奴隷にされたりすることのない自由のことです。
みなさんにとっては当たり前のように思えるかもしれませんが、かつては身体の自由がなかった人もいました。
例えば、ヨーロッパの国々が植民地を拡げていったとき、奴隷として強制的に働かされていた人もいたのです。
その反省を踏まえてできた権利が自由権だといえます。