中学地理
5分でわかる!漁獲量の推移
- ポイント
- ポイント
- ポイント
- 練習
- 練習
- 練習
この動画の要点まとめ
ポイント
遠洋漁業が衰退した2つの理由 石油危機と経済水域
これでわかる!
ポイントの解説授業
現在は沖合漁業が1位、遠洋漁業は最下位
日本の漁獲量と輸入量の推移を示したグラフです。
輸入量が増える一方、漁獲量が全体として減少していることがわかります。
2010年のデータを見ると、輸入量が圧倒的に多いですね。
漁獲量の1位は 沖合漁業 です。 遠洋漁業は最下位になっていますね。
遠洋漁業が衰退した2つの理由 石油危機と経済水域
遠洋漁業が衰退した理由は、大きく2つあります。
石油危機 の発生と 経済水域 の設定です。
1970年代におこった中東戦争と呼ばれる戦争をきっかけに、 石油を輸出している国々が石油の値段を引き上げました。 世界中の経済が混乱したこの出来事を 石油危機 といいます。
石油危機の影響をうけ、 漁船を動かすための燃料の値段が上がった ため、遠洋漁業が衰退したのです。グラフを見ると、1970年代に遠洋漁業が急激に衰退しているのがわかります。
各国の沿岸から200海里までの範囲を 経済水域 といいます。沿岸国が優先的に魚介類などをとってよい場所でしたね。
経済水域が設定されたことで、 遠くの海にいっても他国の経済水域となってしまうため、漁ができなくなりました。
かつては1位だった遠洋漁業。
石油危機の発生と経済水域の設定により、衰退してしまったということを覚えておきましょう。
3つ目のポイントは、「遠洋漁業が衰退した理由」です。
数カ月かけて漁に出る 遠洋漁業 は、かつては日本でさかんに行われていました。
しかし現在では 全体の漁獲量に占める割合が非常に少なくなっているのです。
こちらを見てください。