高校古文４章「助詞」。今回は終助詞「ばや・なむ」について学習するよ。

ポイントの１つ目は「ばや・なむ」の意味。「ばや・なむ」の意味は願望だけだよ。まずは「ばや」からみていこう。

「未然形」＋「ばや」の形で、訳は願望で「～たい」。ただし、「ばや」の願望は自己の願望だよ。例文の「行かばや」は願望で、訳は「行きたい」だね。つぎは「なむ」をみていこう。

「未然形」＋「なむ」の形で、訳は願望で「～てほしい」。ただし、「なむ」の願望は他者への願望だよ。例文の「梅咲かなむ」は願望で、訳は「梅が咲いてほしい」だね。

「ばや」は自己の願望、「なむ」は他者への願望であることをおさえよう。