今回はロシア十月革命とボリシェヴィキの一党支配について学習しました。
内容を確認していきましょう。

レーニン率いる ボリシェヴィキ は武装蜂起を行い 臨時政府を打倒しました。 その後レーニンは 全ソヴィエト＝ロシア会議 を開催し、臨時政府打倒とソヴィエト権力の樹立を宣言しました。

全ソヴィエト＝ロシア会議では「 平和に関する布告 」が採択され、 無併合・無償金・民族自決 の原則にもとづく即時講和を全世界に呼びかけました。ただし、ヨーロッパのほとんどの国はこれを黙殺しました。

さらには「 土地に関する布告 」が採択され、地主を廃止して土地を国有化するなど 社会主義的な改革 の推進が宣言されました。

レーニン率いるボリシェヴィキは 一党独裁体制 を確立すると、ドイツなど同盟国と ブレスト＝リトフスク条約 を締結して第一次世界大戦から離脱しました。

さらには社会主義政権を守る軍隊である 赤軍 の設立や モスクワ への遷都など、様々な改革を推進しました。また、モスクワ遷都とほぼ同時期に、ボリシェヴィキは政党名を ロシア共産党 と改称しました。

こうしてロシアでは 史上初の社会主義国家 が誕生することになったのです。