第35章「第一次世界大戦とロシア革命」の確認テストです。
この章で学んだ内容を、問題を解いて確認しましょう。

空欄A。
第一次世界大戦直前の バルカン半島 は、 パン＝ゲルマン主義 と パン＝スラヴ主義 の対立が激化するなど、まさに一触即発の状態でした。この様子は何と呼ばれたでしょうか？
正解は ヨーロッパの火薬庫 です。

空欄B。
青年トルコ革命 が起きたことで、オスマン帝国から 独立 した国といえば？
正解は ブルガリア です。

空欄C。
青年トルコ革命の混乱に乗じて オーストリアが併合した地域 といえば？
正解は ボスニア・ヘルツェゴヴィナ です。

ボスニア・ヘルツェゴヴィナの住民の多くは スラヴ系民族 だったので、スラヴ人国家の セルビア はこれに強く反発しました。セルビアはバルカン地域における パン＝スラヴ主義の中心勢力 で、同地域への進出を狙っていたのです。

空欄A。
ロシアの支援 のもとでセルビアなど４国が結成したのは？
正解は バルカン同盟 です。
ロシア自体は参加していませんが、同盟のバックについている状態でした。

空欄B。
第２次バルカン戦争で敗北した国 といえば？
正解は ブルガリア です。
第１次バルカン戦争で勝利したバルカン同盟は、領土分配をめぐって仲間割れをおこしたのです。

第１次バルカン戦争で負けた オスマン帝国 、第２次バルカン戦争で負けた ブルガリア の２カ国は、この後 ドイツ・オーストリアに接近していきました。

空欄A。
オーストリア皇位継承者夫妻が暗殺された事件 、その舞台となったボスニアの州都は？
正解は サライェヴォ です。

空欄B。
第一次世界大戦開戦後、ドイツ軍がロシア軍に勝利した戦いといえば？
正解は タンネンベルク の戦いです。
タンネンベルクの戦いではドイツが勝利しましたが、このあと東部戦線は膠着状態に陥りました。

空欄A。
ドイツがフランス進撃のために 中立を侵犯した国 といえば？
正解は ベルギー です。

空欄B。
ベルギーの中立侵犯後、ドイツ軍がフランス軍に敗れた戦いといえば？
正解は マルヌ の戦いです。
ドイツが狙っていた 短期決戦作戦 は挫折し、西部戦線も膠着状態となってしまいました。

空欄A。
アメリカが第一次世界大戦に参戦するきっかけ となったドイツの作戦といえば？
正解は 無制限潜水艦作戦 です。

空欄B。
ドイツ革命のきっかけとなった 水平暴動 が起こった場所は？
正解は キール 軍港です。

革命の動きは全国に広がり、ヴィルヘルム２世は亡命に追い込まれました。皇帝がいなくなったドイツでは臨時政府が発足し、休戦条約を締結。これで第一次世界大戦が終結を迎えました。

空欄A。
第一次世界大戦中の ロシアの首都 といえば？
正解は ペトログラード です。

元はドイツ語由来の ペテルブルグ という呼び名が使われていましたが、大戦勃発に伴い、敵国ドイツ由来の呼び名は忌避されました。そこでロシア語由来の都市名 ペトログラード に改称されたというわけです。

空欄B。
ロシアで起こった革命を受けて退位した皇帝といえば？
正解は ニコライ２世 です。
彼の退位によって、300年続いたロシアの王朝 ロマノフ朝が滅亡しました。

空欄C。
臨時政府とソヴィエトが並存する 状態のことを何と言いましたか？
正解は 二重権力 です。
臨時政府は戦争継続を主張し、ソヴィエトは即時講和を主張していました。

空欄A。
レーニンが発表し、「 すべての権力をソヴィエトへ 」と訴えたものといえば？
正解は 四月テーゼ です。

ソヴィエト権力の樹立を目指すレーニンは、四月テーゼの発表後に臨時政府側から弾圧を受け、再度亡命することになりました。

空欄B。
臨時政府の首相となり、ボリシェヴィキの弾圧を行った人物は？
正解は ケレンスキー です。

彼はもともとソヴィエトの指導者でした。臨時政府の首相に就任したケレンスキーは戦争継続の方針を崩さず、ボリシェヴィキを弾圧して政治の安定化に努めました。