ポイントの３つ目は「中世北ヨーロッパの歴史」です。
ポイント１では イタリア 、ポイント２では イベリア半島 に注目しました。今度は 北ヨーロッパ の歴史に注目しましょう。

この授業では３つの国を扱います。
デンマーク、ノルウェー、スウェーデン の３つです。
こちらを見てください。

デンマーク、ノルウェー、スウェーデンの位置が示されています。これらの国々は、生き残りをかけて ある工夫 を行いました。いったいどんな工夫でしょうか？

1387年、デンマークでは マルグレーテ女王 が即位しました。この女王の時代に結成されたのが カルマル同盟 です。

カルマル同盟とは、デンマーク・スウェーデン・ノルウェーによる 同君連合 です。複数の国が、同じ君主のもとで連合することを 同君連合 といいます。その「同じ君主」というのが、デンマークの マルグレーテ女王 だったのです。

こうして、カルマル同盟の締結と同時に連合国家が誕生しました。その名も デンマーク連合王国 です。デンマーク、ノルウェー、スウェーデンの３国が合体し、デンマーク連合王国が誕生しました。

カルマル同盟が結成された理由の一つに、 ハンザ同盟への対抗 がありました。ハンザ同盟は、 リューベック を盟主とする北ドイツ諸都市の連合です。ハンザ同盟や 北ヨーロッパ商業圏 に負けないように、カルマル同盟が結ばれのです。