5分で解ける!ギリシア文化(2)自然哲学と哲学に関する問題
![高校世界史B](http://assets.try-it.jp/assets/modules/utilities/subject_symbol_border_k0_social_world_history_b-e7d5b0931ab9e3dc12ecbc3dec192b232a2da46d0b0c518b8473df6454bb661a.png)
- ポイント
- ポイント
- ポイント
- 練習
![](http://assets.try-it.jp/assets/modules/components/movie_size-f89110ba4a351d85c483bb12f73c7cf89e2ba13a9174f58b4a38599d28678843.png)
この動画の問題と解説
練習
解説
ギリシア人は「ひま人」!?
![lecturer_avatar](https://d12rf6ppj1532r.cloudfront.net/shinzato.png)
ギリシア人は「ひま人」でした。
奴隷に仕事を任せ、自分たちはおしゃべりに興じていました。
彼らは「ひま人」だったからこそ、 考える余裕 があったのです。
![lecturer_avatar](https://d12rf6ppj1532r.cloudfront.net/shinzato.png)
彼らはいろんなことを考え、答えを見つけようとしました。
例えば「 万物の根源は何か 」という問いかけに対し、
タレス が「 水 」と答え、
ピタゴラス は「 数 」と答えました。
![lecturer_avatar](https://d12rf6ppj1532r.cloudfront.net/shinzato.png)
この2人以外にも、万物の根源を考えた人がいました。
「 万物は流転する 」と述べた ヘラクレイトス 。
「 万物の根源は原子である 」と考えた デモクリトス 。
ギリシア人は「ひま人」で、ものを考える余裕があったのです。
![lecturer_avatar](https://d12rf6ppj1532r.cloudfront.net/shinzato.png)
病気の原因を科学的に解明しようとした人もいましたね。
西洋医学の父 と言われた ヒッポクラテス です。
しゃべり方を教える先生が登場
![lecturer_avatar](https://d12rf6ppj1532r.cloudfront.net/shinzato.png)
古代ギリシアでは、 しゃべり方を教える先生 が登場しました。
その先生のことを ソフィスト と呼びます。
ソフィストとは人名ではなく、先生という職業を指します。
![lecturer_avatar](https://d12rf6ppj1532r.cloudfront.net/shinzato.png)
代表的なソフィストとして知られるのが プロタゴラス です。
彼は「 人間が万物の尺度である 」と述べ、人ぞれぞれの違った考え方を認めました。
哲学の登場
![lecturer_avatar](https://d12rf6ppj1532r.cloudfront.net/shinzato.png)
ソフィストが登場した頃から、アテネは次第に混乱していきます。
すると、ある人物が、アテネ混乱の原因として ソフィストを批判しました。
人それぞれの違った考え方を認めていては、正しい政治を行うことができない。
国をまとめていくためには、唯一の正しい答えがどこかにあるのではないか?
こう主張したのが、哲学者の ソクラテス です。
彼は ソフィストを痛烈に批判 し、「 絶対的真理がただ一つだけある 」と主張しました。
![lecturer_avatar](https://d12rf6ppj1532r.cloudfront.net/shinzato.png)
ソクラテスの弟子で イデア論 を主張したのが プラトン です。
プラトンは、 今見えている現実の姿から理想の姿に近づく ことを目指します。
現実と理想の二つの世界観 を持っていたのです。
![lecturer_avatar](https://d12rf6ppj1532r.cloudfront.net/shinzato.png)
プラトンの弟子にあたるのが アリストテレス です。
彼は 現実主義的 な考え方の持ち主でした。
理想と現実の二つの視点を持つプラトンに対して、
アリストテレスは 今目の前にあるものからどのように変化していけるか という考察をしました。
![高校世界史 ギリシア世界6 練習 答え入り](https://d12rf6ppj1532r.cloudfront.net/images/k/0/soc_w_his_b/3_0_6_4/k_soc_w_his_b_3_0_6_4_image02.png)
![lecturer_avatar](https://d12rf6ppj1532r.cloudfront.net/shinzato.png)
古代ギリシアでは、自然科学や哲学などの分野において、
ものごとを深く考える習慣が古くから発達していました。
自然科学や哲学の分野は 人の名前を中心に しっかり覚えておきましょう。
![](http://assets.try-it.jp/assets/modules/utilities/logo_black-a711ae7f4c2af1410b916e7066a5e8950d6f2f3a2150e093b6dc878ad8f31d3f.png)
高校世界史Bの問題
- 先史時代
- 古代オリエント
- ローマ世界
- インドの古典文明
- 東南アジア前近代史
- 中国の古典文明
- 中国の分裂・混乱期(魏晋南北朝)
- 東アジア文明圏の形成(隋・唐)
- イスラーム世界
- 中世ヨーロッパ世界の成立
- 中世ヨーロッパ世界の展開
- 中世ヨーロッパ世界の各国史
- 東アジア世界の展開
- 明・清の時代
- 中国周辺地域史
- イスラーム世界の繁栄
- ルネサンスと大航海時代
- 宗教改革
- 主権国家体制と西欧絶対王政
- 東欧絶対王政
- イギリスの市民革命
- アメリカ世界の成立
- フランス革命とナポレオン
- ウィーン体制の成立と崩壊
- 19世紀の欧米諸国(1) 英・仏・伊・独
- 19世紀の欧米諸国(2) 露・米
- 19世紀の欧米諸国(3) 19世紀の欧米文化
- 中国と朝鮮の植民地化
- アジア諸地域の植民地化
- 帝国主義の時代
- 世界分割と列強の対立
- 帝国主義と東アジア
- 帝国主義とアジアの民族運動
- 第一次世界大戦とロシア革命
- ヴェルサイユ体制とワシントン体制
- 第一次世界大戦後の欧米諸国
- 戦間期のアジア諸地域
- 世界恐慌とファシズム諸国の侵略
- 第二次世界大戦と戦後秩序の形成
- 米ソ冷戦の時代
- 冷戦の激化と西欧・日本の経済復興
- 第三勢力の台頭と米ソの歩み寄り
- 自立を強める東アジア
- アジア諸地域の紛争
- 経済危機と冷戦の終結
- 現代文明と各地の紛争
今回はギリシア文化(自然科学・哲学)についての学習でした。
それでは、内容を確認していきましょう。