高校世界史B

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5分でわかる!哲学の登場

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この動画の要点まとめ

ポイント

哲学の登場

高校世界史 ギリシア世界6 ポイント3 答え全部

これでわかる!
ポイントの解説授業
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ポイントの3つ目は「ギリシア哲学」です。
古代ギリシアでは、人間の考える手法である 哲学 が誕生しました。
この時代に誕生した ギリシア哲学 は、21世紀の現在まで脈々と受け継がれています。
いったいどういう人物が、どういう考え方をしていたのでしょうか?
順番に見ていきましょう。

ソクラテスはソフィストのことが大嫌い!「絶対的なただ一つの真理」を主張

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最初に紹介する哲学者は ソクラテス です。
実はこのソクラテス、 ソフィストのことが大嫌いでした。
なぜなら、ソフィストたちの「みんな違ってみんないい」という考え方が広まった結果、アテネの政治は腐敗していったからです。
民主政治を確立した ペリクレス が死んだ後、アテネでは おしゃべりだけが上手な政治家(デマゴーゴス)が政治を行いました。
いわゆる 衆愚政治 と呼ばれる政治です。
ソクラテスは、デマゴーゴスの登場はソフィストのせいだと考えました。

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だからこそ、ソクラテスの主張はソフィストとは正反対です。
「みんな違ってみんないい」というのがソフィストの主張ですが、
絶対的な真理がただ一つだけある 」というのがソクラテスの主張でした。

ソクラテスの弟子プラトンは「イデア論」を主張!

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続いて紹介するのは、ソクラテスの弟子である プラトン です。
彼は イデア論 という考え方を主張しました。
イデア論とは、私たちの目の前に見えているものはすべて本物の姿ではなく、どこかに完全なる姿が存在しているんだ、という考え方です。

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少し難しい考え方ですが、彼は「理想」と「現実」を分けて考えました。
今見えている現実の姿から理想の姿に近づいていこうというのがプラトンの主張なのです。

プラトンの弟子アリストテレスは現実主義的な立場をとった

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最後に紹介するのは、プラトンの弟子でありながら師匠の考えを批判した アリストテレス です。
アリストテレスは、プラトンの「どこかに理想の姿があるはずだ」という考えを批判しました。
どこにあるかわからない理想の姿なんて、目指すこともできないと考えたのです。

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そこでアリストテレスは いま目に見えているものからどのように変わっていけるのか を考えました。
どこにあるか分からない理想を目指すのではなく、目の前の現実からの変化を考えたのです。
プラトンに比べ、アリストテレスは 現実的なものの見方をしている といえます。

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ソクラテス、プラトン、アリストテレス。
3人の哲学者の主張をしっかり覚えておきましょう。

この授業の先生

新里 将平 先生

「世界史を楽しく,わかりやすく教えたい!」をモットーにストーリー性のある授業展開で、歴史上の人物や国が当時何を考え、どう動いたかを感情を込めて伝える。

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