5分でわかる!細胞骨格の役割Ⅱ、Ⅲ
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この動画の要点まとめ
ポイント
ケラチンでできた中間径フィラメント
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2つ目の細胞骨格は、中間径フィラメントです。
中間径フィラメントは、ケラチンというタンパク質でできています。
次の図を見てください。
![高校 生物 細胞8 ポイント3 左半分の図・すべてうめる](https://d12rf6ppj1532r.cloudfront.net/images/k/0/sci_bio/1_1_8_3/k_sci_bio_1_1_8_3_image02.png)
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この中間径フィラメントは、網目状に広がっており、いくつかのケラチンが束になって構成されています。
太さは約10nmで、微小管(約25nm)よりも細いですね。
中間径フィラメントは細胞の形態を保持する
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中間径フィラメントには、2つの役割があります。
もう一度、中間径フィラメントの図を確認しましょう、
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中間径フィラメントの1つ目の役割は、細胞の形態維持です。
例えばヒトの場合、生体内の70-80%は水です。
水が液体として存在するのため、細胞膜だけで覆われた細胞は球形になるのが普通です。
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しかし、細胞はその種類によって様々な形をしていますよね。
これは細胞内の中間径フィラメントが細胞内に網目状に張り巡らされ、細胞の形を保持しているからなのです。
中間径フィラメントは核の位置を保持する
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中間径フィラメントの2つ目の役割は、核の位置の保持です。
改めて図を見てください。
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核は、細胞の中で最も大きい構造体です。
細胞内では、核が中間径フィラメントの網目に引っかかり、特定の位置に保たれています。
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この中間径フィラメントの2つの役割を、しっかり覚えておきましょう。
アクチンでできたアクチンフィラメント
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3つ目の細胞骨格は、アクチンフィラメントです。
アクチンフィラメントは、名前のとおり、アクチンというタンパク質でできています。
下の図のように、2本のアクチンからなる鎖が、らせん状に緩く巻き付いて構成されているイメージです。
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アクチンフィラメントの太さは、約7nmです。
体内において、アクチンフィラメントは、特に骨格筋で発達しています。
アクチンフィラメントは細胞の伸展・収縮を行う
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続いて、アクチンフィラメントの役割について見ていきましょう。
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アクチンフィラメントの役割は、細胞の伸展や収縮です。
アクチンフィラメントによって、筋肉が伸びたり縮んだりすることができるわけです。
アクチンフィラメントは原形質流動を起こす
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また、細胞内の原形質は、流れるように動いています。
この動きのことを、原形質流動といいます。
実は、この原形質流動も、アクチンフィラメントの役割です。
中間径フィラメントは、残り2つの中間の太さ
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中間径フィラメントとアクチンフィラメントの構造と役割について、しっかり覚えましょう。
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ちなみに、3種類の細胞骨格の太さをまとめると、次のようになります。
微小管 約25nm
中間径フィラメント 約10nm
アクチンフィラメント 約7nm
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中間径フィラメントとは、 「中間の太さ(半径)の細胞骨格」 という意味だったわけです。
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前回は、細胞骨格のひとつとして、微小管を紹介しました。
今回は、残りの2種類を見ていきましょう。
それぞれ、構造と役割について確認していきます。