5分でわかる!細胞骨格の役割Ⅰ
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この動画の要点まとめ
ポイント
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今回は、1つ目の細胞骨格について、構造と役割を見ていきましょう。
チューブリンでできた微小管
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1つ目の細胞骨格は、微小管というものです。
微小管は、チューブリンというタンパク質で構成されています。
次の図を見てください。
![高校 生物 細胞8 ポイント2 微小管の図・すべてうめる](https://d12rf6ppj1532r.cloudfront.net/images/k/0/sci_bio/1_1_8_2/k_sci_bio_1_1_8_2_image02.png)
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小さな粒が無数に結合して、管状の形を作っていることがわかりますね。
このひとつひとつの粒が、チューブリンなのです。
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微小管の太さは、約25nmです。
nm(ナノメートル)とは、非常に小さな単位ですね。
しかし、3種類の細胞骨格の中では、微小管が最も太いのです。
チューブリンの役割 膜構造体を移動させる
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続いて、微小管の役割について考えていきましょう。
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1つ目の役割は、細胞内構造の輸送です。
![高校 生物 細胞8 ポイント2 植物細胞の図](https://d12rf6ppj1532r.cloudfront.net/images/k/0/sci_bio/1_1_8_2/k_sci_bio_1_1_8_2_image03.png)
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細胞の中には、葉緑体やミトコンドリアといった膜構造体が見られますよね。
これらの膜構造体は、微小管をレールのように利用して移動することができるのです。
例えば、葉緑体の場合、微小管を伝って、光を受けやすい場所に移動することが可能です。
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このように、微小管は、膜構造体を移動させる役割をもちます。
チューブリンの役割 細胞の運動に必要
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微小管の2つ目の役割は、細胞の運動です。
みなさんは、鞭毛(べん毛)や繊毛(せん毛)というつくりを聞いたことはありますか?
実は、鞭毛や繊毛は微小管でできているのです。
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鞭毛をもつ細胞として、精子に注目してましょう。
![高校 生物 細胞8 ポイント2 精子の図](https://d12rf6ppj1532r.cloudfront.net/images/k/0/sci_bio/1_1_8_2/k_sci_bio_1_1_8_2_image04.png)
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図の右側を見ると、細長く伸びているつくりが確認できますね。
これが鞭毛です。
鞭毛の内部には骨のように微小管が入っているため、精子は尾部を動かして泳ぐことができるのです。
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また、繊毛をもつ生物の例としては、ゾウリムシがあります。
ゾウリムシの体の周りには無数の繊毛が生えていますが、その一本一本の中にもこの微小管が入っています。
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このように、微小管は、鞭毛や繊毛を構成し、細胞の運動を可能としているのです。
チューブリンの役割 細胞を分裂させる
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微小管の3つ目の役割は、細胞の分裂です。
細胞が分裂するときには、染色体が分裂して、新しくできる細胞に分離されていきます。
このとき、微小管は、紡錘糸として、染色体を2つに分ける働きをしています。
微小管による染色体の分離については、中心体や細胞分裂の授業で詳しく紹介しますね。
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微小管には3つの役割があることを覚えておきましょう。
![高校 生物 細胞8 ポイント2 すべてうめる](https://d12rf6ppj1532r.cloudfront.net/images/k/0/sci_bio/1_1_8_2/k_sci_bio_1_1_8_2_image01.png)
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細胞骨格とは、細胞内に広がる繊維状のタンパク質でした。
細胞骨格は、大きく3つの種類に分けられます。