5分でわかる!生物の構成成分(2)

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この動画の要点まとめ
ポイント


動物と植物において、どちらにも最も多く含まれている成分は水でしたね。
今回注目する成分は、水以外の成分、特に有機物です。
円グラフでは、色がついている3つの部分ですね。
セルロースやデンプンなどの「糖質」

まず、最初に紹介するのは、糖質です。
円グラフでは、以下の部分を占めています。


糖質は、様々なかたちで生体内に存在しています。
例えば、細胞壁の成分となっているセルロース、光合成でできるデンプンが当てはまります。
また、肝臓の中などでグルコースを蓄える際、グルコースはグリコーゲンという物質になっています。
このグリコーゲンも、糖質でできています。
アミノ酸からできた「タンパク質」

2つ目として、タンパク質を見ていきましょう。
円グラフでは、以下の部分を占めています。


タンパク質は、もともとはアミノ酸からできています。
タンパク質は、酵素やホルモンとして存在しています。
脂肪細胞が蓄える「脂質」

最後に、脂質です。
円グラフでは、以下の部分を占めています。


脂質は、リン脂質・脂肪・ホルモンなどの成分にもなっています。

動物か植物かは、糖質が占める割合で見抜く

動物も植物も、水の他に様々な有機物を含んでいましたね。
生物の問題では、例えば、構成成分だけが与えられ、動物か植物か見分けるような問題もあります。
動物と植物を判別したい場合は、どのようにしたらよいのでしょうか?

ポイントとなるのは、糖質の含有率の違いです。
もう一度、円グラフを確認しましょう。


動物と植物の構成成分を見比べると、動物に比べて植物は糖質の割合が高いことが分かります。
植物は細胞壁をもつので糖質を多く含む

では、なぜ植物は糖質を多く含んでいるのでしょうか?

糖質が何の成分になっていたかを思い出してください。
糖質は、細胞壁のもとであるセルロースの成分でしたね。
細胞壁は、動物には見られず、植物がもつ特徴です。
植物は、動物とは異なり細胞壁を持つため、多くのセルロースを使っています。
よって、植物のほうが動物より多く糖質を含んでいるのです。

動植物には、水以外にも主要な構成成分があることが分かりましたね。
特に糖質は、動物と植物を判別するうえで重要な成分です。
しっかり覚えておきましょう。


生物を構成している成分について、見ていきましょう。
下の2つの円グラフを見てください。