これまでの授業で、酸性雨や水質汚染、外来生物の侵入など様々な生態系への影響を学びました。生態系が攪乱されると、ある特定の種への影響が大きく現れることがあります。

例えば、山火事や森林伐採などによって非生物的環境が変わり、ある特定の種に負の作用があったケースを考えます。さらに、追い打ちをかけるように外来生物も生態系に入り込んできました。

生物の中には個体数が減少し、絶滅の危機に瀕している種がでてきます。絶滅の危機に瀕している種のことを 絶滅危惧種 といいます。

絶滅危惧種は現状のまま外来生物の影響や非生物的環境の作用を受け続けると、絶滅してしまいます。生態系における生物の多様性を失わないためには、絶滅危惧種を保全していくことが非常に重要です。