今回のテーマは 等差数列の和 です。

（後ろの項）－（前の項）＝公差d となる数列を 等差数列 といいましたね。
等差数列の一般項 は
a_n=a₁+(n-1)d
で表せることを学習しました。

等差数列{a_n}の初項から第n項までを並べた
a₁,a₂,a₃,……,a_n
について、 並んでいる数をすべて足した和をnで表す のが今回のテーマになります。

初項から第n項までの等差数列の和S_n には重要公式があります。次のポイントをおさえましょう。

公式を導く計算過程については、ここでは省略します。 等差数列の和 は （項数を2で割った数）に（初項＋末項）をかけ算する ということをしっかりおさえてください。

ポイントでは、等差数列の和の公式を2つ紹介していますね。しかし、両方をしっかり覚える必要はありません。①の公式だけを覚えれば大丈夫です。

②の公式は、①の式に、a_n=a₁+(n-1)dを代入しただけのものなのです。等差数列の和の公式を使って、例題や練習問題を解いていきましょう。