高校生物
5分でわかる!明暗調節のメカニズム

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この動画の要点まとめ
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明暗調節のメカニズム
これでわかる!
ポイントの解説授業

明暗調節とは、光量に応じて虹彩が瞳孔の大きさを調整することです。
明所では瞳孔が小さくなり、暗所では瞳孔が大きくなります。

次の眼の模式図を見てください。


瞳孔は眼の中央にある黒目の部分です。
図では、瞳孔の部分が白い色で示されています。

明所では周りから眼に入る光を制限する必要があります。
そのため、瞳孔の大きさは小さくなるのです。

一方、暗所ではより広い範囲から眼に光を入れる必要があります。
そのため、瞳孔の大きさは大きくなるのですね。

ここで、瞳孔の大きさを調節しているのは、瞳孔のまわりにある虹彩です。
瞳孔括約筋 収縮、瞳孔散大筋 弛緩⇒瞳孔小さくなる

虹彩は筋肉でできています。
瞳孔の円周上にある環状の筋肉を、瞳孔括約筋といいます。
また、さらに外側にある放射状に伸びた筋肉を、瞳孔散大筋といいます。

明所では瞳孔が小さくなっています。
瞳孔が小さいということは、瞳孔の円周が短くなっているということです。
よって、瞳孔括約筋は収縮しています。
一方、瞳孔散大筋は弛緩します。

暗所では瞳孔が大きくなっています。
瞳孔が大きいということは、瞳孔の円周が長くなっているということです。
よって瞳孔括約筋は弛緩しています。
一方、瞳孔散大筋は収縮することになります。

2つの筋肉は、片方が収縮しているとき、もう片方が弛緩しているのですね。
明暗調節のメカニズムを、眼の図をイメージしながらおさえましょう。


明暗調節のメカニズムを見ていきましょう。