高校生物
5分で解ける!植物の防御応答に関する問題
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練習の解説授業
植物の防御反応をおさえよう
![高校 生物 植物生理15 練習 練習(1)](https://d12rf6ppj1532r.cloudfront.net/images/k/0/sci_bio/7_2_15_4/k_sci_bio_7_2_15_4_image02.png)
![高校 生物 植物生理15 練習 練習(2)](https://d12rf6ppj1532r.cloudfront.net/images/k/0/sci_bio/7_2_15_4/k_sci_bio_7_2_15_4_image03.png)
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食害を受けた植物ではシステミンという植物ホルモンが合成されました。
システミンはさらなる植物ホルモンの合成を促します。
この植物ホルモンをジャスモン酸といいます。
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ジャスモン酸にはタンパク質分解酵素阻害物質の合成を誘導する働きがあります。
阻害物質は植物細胞に蓄積されることが特徴です。
このような植物を昆虫が摂取すると、昆虫の体内でタンパク質の消化が妨げられます。
そのため昆虫はこの植物を食べなくなり、食害を減少させることができるのです。
![高校 生物 植物生理15 練習 練習(3)](https://d12rf6ppj1532r.cloudfront.net/images/k/0/sci_bio/7_2_15_4/k_sci_bio_7_2_15_4_image04.png)
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植物細胞の細胞壁の外側には、クチクラ層という層が形成されています。
植物は普段クチクラ層によって病原菌を物理的に遠ざけているのです。
しかし、病原菌の量が多かったり、植物体に傷が付いている場合、クチクラ層で病原菌の侵入を防ぎきることはできません。
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細胞壁に侵入した病原菌は、細胞膜に位置する受容体で受容されます。
すると抗菌物質が合成され、病原菌を死滅させるのです。
この抗菌物質をファイトアレキシンといいます。
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ファイトアレキシンは植物ホルモンではないので注意しましょう。
また、ファイトアレキシンは周囲の細胞にも作用し、感染部位のさらなる拡大を防ぐことが特徴です。
![高校 生物 植物生理15 練習 すべてうめる](https://d12rf6ppj1532r.cloudfront.net/images/k/0/sci_bio/7_2_15_4/k_sci_bio_7_2_15_4_image05.png)
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食害とは、昆虫などによって植物が食べられることです。
しかし植物は一方的に食べられるだけでなく、それに対抗する防御反応を示します。
植物の防御反応には植物ホルモンが関与しています。
食害を受けて合成される植物ホルモンは、システミンです。