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5分でわかる!フランス外交は「本音」と「建て前」!?

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この動画の要点まとめ

ポイント

フランス外交は「本音」と「建て前」!?

第一次世界大戦後の欧米諸国2 ポイント2 答え全部

これでわかる!
ポイントの解説授業
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ポイントの2つ目は「戦後のフランス外交」です。
イギリスやアメリカと同じく戦勝国となったフランス。そんなフランスが大戦後に展開した 外交 に注目します。

ドイツが憎い!対ドイツ強硬外交の展開

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第一次世界大戦で、フランスはドイツと激しく戦い、多くの被害を受けました。戦勝国となったフランスは、賠償金支払い・領土割譲など、ドイツに対する厳しい報復措置を主張しました。

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パリ講和会議で上記の主張を展開したのが、フランス首相 クレマンソー です。彼は1917年に 挙国一致内閣 を結成し、戦争を勝利へ導きました。

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その後1922~1924年には、ポワンカレという人物が内閣を組織しました。彼の時代にフランスは、ドイツが賠償金を支払わないことを理由に ルール占領 を行いました。ドイツ西北部に位置するルール地方は、工業が非常にさかんな場所として知られていました。

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フランスのルール出兵は、欧米諸国から強く批判されました。第一次世界大戦後、世界的に平和を求める風潮が強まっていたからです。フランスの軍事侵攻は、そうした風潮に反するものでした。

「対ドイツ強行外交」見出し+テキスト+イラスト

ドイツ協調外交に転換!

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国際社会の批判を浴びたフランスは、今度は 対ドイツ協調外交 を展開するようになりました。1925年の ロカルノ条約 締結や、1928年の 不戦条約 の締結に見られるように、他国と協調しながら外交政策を進めるようになったのです。

「対ドイツ協調外交」見出し+テキスト

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「本音」では、フランスはドイツのことが「大嫌い」です。ただ、当時の 国際協調 の流れにのっとって、「建て前」として 対ドイツ協調外交 を展開したわけです。

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この二面性が、戦後のフランス外交の特徴です。しっかり覚えておきましょう。

この授業の先生

新里 将平 先生

「世界史を楽しく,わかりやすく教えたい!」をモットーにストーリー性のある授業展開で、歴史上の人物や国が当時何を考え、どう動いたかを感情を込めて伝える。

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