高校世界史B

高校世界史B
5分でわかる!第一次世界大戦後の欧米諸国をみる視点

136

5分でわかる!第一次世界大戦後の欧米諸国をみる視点

136

子どもの勉強から大人の学び直しまで
ハイクオリティーな授業が見放題

カンタン登録1分

この動画の要点まとめ

ポイント

第一次世界大戦後の欧米諸国をみる視点

第一次世界大戦後の欧米諸国0 右ページテキスト

これでわかる!
ポイントの解説授業
lecturer_avatar

第37章「第一次世界大戦後の欧米諸国」のガイダンス授業です。
この章では合計5回にわたって 第一次世界大戦後の欧米諸国の動き について勉強します。

lecturer_avatar

1つ前の章では、大戦後に形成された 新しい国際秩序 を確認しました。ヨーロッパでは、連合国とドイツとの間で結ばれたヴェルサイユ条約をもとに ヴェルサイユ体制 が成立しました。

lecturer_avatar

アジア・太平洋地域では、アメリカが開催したワシントン会議をもとに ワシントン体制 が成立しました。ヴェルサイユ体制とワシントン体制は、戦後世界の新たな「ルール」として機能しました。

lecturer_avatar

このように、1つ前の章では「ヨーロッパ」「アジア」といった大きな動きを確認してきました。これに対し、この章では 各国の動き にスポットライトをあてます。こちらを見てください。

第一次世界大戦後の欧米諸国0 右ページテキスト

第1回「戦勝国アメリカの栄華」

lecturer_avatar

第1回の授業では 戦勝国アメリカ に注目します。この授業では、みなさんに 2つのこと を意識していただきたいと思います。

lecturer_avatar

1つ目は、第一次世界大戦を経て、アメリカは政治的にも経済的にも世界ナンバーワンの国となったこと。もう1つは、そんなアメリカ国内で大きな変化が見られたことです。

lecturer_avatar

アメリカは、19世紀前半に活躍した モンロー大統領米欧の相互不干渉 を主張して以来、ヨーロッパの国々とは一定の距離を保ってきました。 孤立主義 と呼ばれる外交スタイルです。

lecturer_avatar

第一次世界大戦が始まると、アメリカの外交は大きく変化しました。ヨーロッパに兵隊を送り、武器を輸出し、戦争資金を貸し出したのです。大戦後に開かれた パリ講和会議 では、ウィルソン大統領が十四カ条に基づく主張を展開しました。

lecturer_avatar

大戦が終わると、アメリカ国内では、再び孤立主義的な外交に戻そうとする声が高まりました。同時に、アメリカ以外の国や、 白人 以外の人種を遠ざけようとする 排外的な動き が見られるようになりました。

lecturer_avatar

このようなアメリカ社会の 変化 について、第1回で学習します。

第2回「戦勝国イギリス・フランス」

lecturer_avatar

第2回の授業では 戦勝国イギリス・フランス に注目します。

lecturer_avatar

大戦の主戦場となったヨーロッパでは、戦費の捻出に伴い財政は悪化し、物資は乏しく、物価は上がる一方でした。

lecturer_avatar

多くの国民が苦しい生活を強いられていたイギリスでは、1920年代にイギリス史上初めて 社会主義政党が政権を握る ことになりました。授業では、このように社会主義勢力が躍進する様子、そして同時期に行われた 選挙法改正 について勉強します。

lecturer_avatar

一方フランスについては、その 外交 に注目します。はっきり言って、フランスはドイツのことが「大嫌い」でした。パリ講和会議では徹底してドイツに対する厳しい措置を主張し、ヴェルサイユ条約締結後も ルール占領 を行うなど、ドイツに対し厳しい態度で臨んでいました。

lecturer_avatar

ただし、そんなフランスも無視できなかったのが 国際協調主義 の高まりです。他国と友好的・協力的な関係を築いていこうとする風潮が、戦後のヨーロッパを中心に高まりを見せたのです。

lecturer_avatar

そこでフランスは、本音としてはドイツのことが大嫌いですが、他国と足並みをそろえて協調主義的な外交を展開することになりました。

第3回「敗戦国ドイツの復興」

lecturer_avatar

第3回の授業では 敗戦国ドイツの復興 について勉強します。

lecturer_avatar

第一次世界大戦後に 莫大な金額の賠償金支払い に苦しんだドイツは、経済混乱を乗り越え、さらに 民主的な憲法 を制定するなど、徐々に復興を果たしていくことになりました。

第4回「ファシズムの台頭」

lecturer_avatar

第4回の授業では イタリア に注目します。

lecturer_avatar

イタリアは、イギリス・フランスと同じく 戦勝国 でしたが、戦勝国主導で成立したヴェルサイユ体制に対して 大きな不満を持っていました。

lecturer_avatar

第一次世界大戦が始まったとき、イタリアはドイツ・オーストリアと三国同盟を結んでいました。しかしイギリス・フランスから「 未回収のイタリア 」の譲渡を持ちかけられたことで、連合国側で参戦しました。

lecturer_avatar

大戦が終わると、なんと 「未回収のイタリア」の一部地域が他国に領有されてしまいました。 これにイタリアは反発したというわけです。

lecturer_avatar

戦後のイタリアでは物資の不足や物価の高騰で国民が苦しい生活を強いられ、彼らの不満を背景に台頭した社会主義政党が政権を握ることになりました。

lecturer_avatar

しかし、社会主義政党による改革はうまくいかず、代わりに ファシズム と呼ばれる考え方が台頭することになりました。第4回の授業では、この ファシズム 勢力に注目してください。

第5回「東欧諸国の動向」

lecturer_avatar

第一次世界大戦後、旧ドイツ帝国領や旧オスマン帝国領から東欧諸国が次々に独立を果たしました。

lecturer_avatar

東欧諸国では、アメリカ・イギリスなどの民主政治とは異なり、一部の権力者が政治を動かす 独裁政治 が見られるようになりました。第5回の授業では、東欧諸国で行われた 独裁政治 に注目します。

lecturer_avatar

最期にもう1つ、第5回では ソ連の経済成長 にも注目します。社会主義国家であるソ連は、アメリカ・イギリスなど資本主義諸国から常に警戒されていました。そんなソ連は、やがてアメリカやイギリスなどの大国と並ぶほどの経済成長を遂げることになりました。

lecturer_avatar

経済成長の秘密は、ソ連の 計画経済 と呼ばれる政策にありました。いったいどんな政策だったのでしょうか?

第一次世界大戦後の欧米諸国0 右ページテキスト

lecturer_avatar

以上、全部で5回の授業を通して、第一次世界大戦後の欧米諸国について勉強します。一緒に頑張りましょう!

この授業の先生

新里 将平 先生

「世界史を楽しく,わかりやすく教えたい!」をモットーにストーリー性のある授業展開で、歴史上の人物や国が当時何を考え、どう動いたかを感情を込めて伝える。

第一次世界大戦後の欧米諸国をみる視点
136
友達にシェアしよう!
  • 学校で使っている教科書にあわせて勉強できる

      会員登録をクリックまたはタップすると、利用規約・プライバシーポリシーに同意したものとみなします。
      ご利用のメールサービスで @try-it.jp からのメールの受信を許可して下さい。詳しくは
      こちらをご覧ください。

      この授業のポイント・問題を確認しよう

      第一次世界大戦後の欧米諸国

          会員登録をクリックまたはタップすると、利用規約・プライバシーポリシーに同意したものとみなします。
          ご利用のメールサービスで @try-it.jp からのメールの受信を許可して下さい。詳しくは
          こちらをご覧ください。

              会員登録をクリックまたはタップすると、利用規約・プライバシーポリシーに同意したものとみなします。
              ご利用のメールサービスで @try-it.jp からのメールの受信を許可して下さい。詳しくは
              こちらをご覧ください。

              高校世界史B