5分でわかる!近代的な世界観が構築される時代
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この動画の要点まとめ
ポイント
経験論|経験に基づいて判断せよ!
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3つの哲学理論のうち、まずは 経験論 を紹介します。経験論を唱えたのは、イギリスの哲学者 フランシス=ベーコン です。こちらを見てください。
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経験論 とは、人間の認識や知識は 経験から得られる ものであって、先天的に(生まれながらに)備わっているものではない、とする考え方です。ベーコンは、思い込みや偏見を捨て、実際に見聞きしたことを根拠に思考することを主張しました。
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ベーコンが主張したような、 実験や観察からデータを集め、それをもとに一般的な理論を導き出す方法 を 帰納法 と呼びます。自分が見たこと・聞いたことを根拠に、経験によって理論を導き出すわけです。 フランシス=ベーコン の名前と、経験論・帰納法の考え方を覚えておきましょう。
合理論|理性を基礎に判断せよ!
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3つの哲学理論のうち、続いて 合理論 を紹介します。
合理論を唱えたのは、フランスの哲学者 デカルト です。こちらを見てください。
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合理論 とは、 人間の理性に基づいて、論理的に世界を把握 しようとする考え方です。経験論は 実験や観察で得られたデータ を出発点としていましたが、合理論は 人間の理性を出発点として 物事を考えていこうとしました。頭の中で前提を立て、論理的に考えを組み立てていくわけです。彼は著書『 方法叙説 』の中で、このような合理論的思考を唱えました。
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『方法叙説』の中には「 われ思う、ゆえにわれあり 」という有名な言葉が記されています。デカルトはあらゆる存在を疑い、この世に「確かな存在」があるのかどうかを考えました。そしてデカルトは 「疑う」という行為をしている「自分」の存在だけは、確実である という考えにたどり着いたのです。これが「われ思う、ゆえにわれあり」という言葉の意味です。
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デカルトのように、頭の中で仮説を立て、そこから論理的に結論を導き出す方法を 演繹法 といいます。先ほど紹介した 経験論 は、実験や観察から得られたデータをもとに結論を導き出す考え方でしたね。演繹法は、実験や観察ではなく 頭の中で仮説を立てることからスタートするのです。
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合理論を唱えた哲学者には、デカルトのほかにも スピノザ 、 ライプニッツ 、 パスカル などがいました。こちらも合わせて覚えておきましょう。
ドイツ観念論|人間の理性には限界がある!?
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ここまでの説明で 経験論 と 合理論 を紹介しました。最後に登場するのは、この2つを組み合わせた新しい理論です。その名も ドイツ観念論 といいます。
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ドイツ観念論を唱えたのは カント という人物です。こちらを見てください。
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ドイツの哲学者 カント は 理性の限界 を説きました。経験論にせよ合理論にせよ、人間は理性を用いて結論を導きます。しかし、人間の理性はもちろん完璧ではありません。彼は理性の限界を指摘し、批判的な哲学を展開したのです。カントの代表的な著作として『 純粋理性批判 』をおさえておきましょう。
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以上、今回は絶対王政期に登場した 3つの哲学理論 を勉強しました。 経験論 、 合理論 、 ドイツ観念論 の3つです。この3つをしっかりおさえておきましょう。
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ポイントの2つ目は「哲学の発展」です。
絶対王政の時代に登場した 3つの哲学理論 と、各理論の代表的な哲学者に注目します。