今回は朝鮮半島の分裂時代についての学習でした。
内容をおさらいしていきましょう。

まず、古代の朝鮮半島の歴史について確認していきましょう。

朝鮮半島最初の王朝は 衛氏朝鮮 でした。衛氏朝鮮は、前108年に中国の 前漢 に滅ぼされました。その後、前漢は朝鮮半島に 朝鮮４郡 を置きました。朝鮮４郡の中で重要なのが、現在の平壌付近に置かれた 楽浪郡 です。

衛氏朝鮮が前漢に滅ぼされて以降、朝鮮半島は中国に支配される状態が続きましたが、中国が混乱の時代を迎えたことでその支配は弱まり、次第に 朝鮮独自の国家が形成されていきます。 朝鮮半島南部の馬韓には 百済 、辰韓には 新羅 、弁韓には 任那 （加羅・加耶）が成立しました。

続いて、朝鮮三国時代の歴史について確認していきましょう。

中国東北地方を支配した 高句麗 は楽浪郡を征服し、 広開土王 の治世下で全盛期を迎えました。
百済 は高句麗や新羅に対抗するため 日本と同盟を結び 、663年の 白村江の戦い で唐・新羅の連合軍と戦いました。

唐と結んだ 新羅 は、新羅や高句麗を滅ぼし 朝鮮半島統一に成功しました。
新羅に敗れた高句麗の遺民たちは、北方に逃れて 渤海 を建国しました。