高校化学
5分でわかる!アクリル繊維
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この動画の要点まとめ
ポイント
ビニロン
これでわかる!
ポイントの解説授業
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ビニロンという物質は、桜田一郎という日本の化学者によって発見された、初めての国産の合成繊維です。
ビニロンは、綿のような性質をもち、ロープやテントなどに用いられています。
どのようにしてビニロンが作られるのか、紹介していきます。
酢酸ビニル⇒ポリ酢酸ビニル
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それでは、ビニロンがつくられる流れを見ていきましょう。
まず、用意するのは、酢酸ビニルです。
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左上には、炭素原子間の二重結合がありますね。
この二重結合が開くことにより、付加重合させることができます。
すると、ポリ酢酸ビニルという物質になります。
「大量の酢酸ビニルが結合したもの」というようなイメージですね。
ポリ酢酸ビニル⇒ポリビニルアルコール
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次に、ポリ酢酸ビニルに対して、水酸化ナトリウム水溶液を反応させます。
このとき、何が起こったかわかりますか?
もう一度、ポリ酢酸ビニルの構造式に注目しましょう。
構造式のあたりに、エステル結合COOがありますね。
エステルであるということは、けん化という反応を起こしますね。
けん化によって、アルコールとカルボン酸を生じることになります。
それによってできたのが、アルコールの一種である、ポリビニルアルコールです。
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さて、次の反応がわかりやすいように、ポリビニルアルコールの表し方を変えてみます。
ポリビニルアルコール⇒ビニロン
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ここにホルムアルデヒドという物質を加えると、次のような反応が起こります。
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OHとOHがCによってつながっていますね。
このような反応を、アセタール化といいます。
最終的に生じた物質がビニロンとなります。
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ビニロンの製法として、次の流れを押さえておきましょう。
酢酸ビニル⇒ポリ酢酸ビニル⇒ポリビニルアルコール⇒ビニロン
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今回のテーマは、「ビニロン」です。