高校化学
5分でわかる!融解熱
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この動画の要点まとめ
ポイント
融解熱
これでわかる!
ポイントの解説授業
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みなさんは、熱化学方程式の作り方やその意味について学習してきましたね。
次に、 状態変化を熱化学方程式で表す方法 を見ていきましょう。
融解熱は、H2O(固)=H2O(液)-6.0kJ
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最初に注目する状態変化は、「融解」と「凝固」です。
融解といえば、固体が液体になる変化のことでしたね。
その逆に、凝固は、液体が固体になる変化です。
それぞれにかかわる熱を エネルギー図 に表してみましょう。
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この図は、 1molの水の状態変化 を表しています。
最初に注目するのは、 3つの状態 です。
上から順に、気体・液体・固体と並んでいますね。
エネルギー図においては、上にある物質ほど大きなエネルギーをもっています。
つまり、もっているエネルギーの大きさも、 気体>液体>固体 となるわけです。
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さて、図には太い矢印が2つありますね。
左の矢印は、固体→液体の状態変化(融解)を表しています。
このとき、固体は周囲から熱を吸収し、もっているエネルギーが大きくなります。
そのときの熱量が 「融解熱」 ということになります。
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それでは、この反応を熱化学方程式で表してみましょう。
H2O(固)=H2O(液)-6.0kJ
1molの固体の水は、融解熱6.0kJを吸収して液体に変化することがわかりますね。
凝固熱は、H2O(液)=H2O(固)+6.0kJ
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次に右の矢印に注目しましょう。
こちらは、液体→固体の状態変化(凝固)を表しています。
このとき、液体は周囲に熱を放出し、もっているエネルギーが小さくなります。
そのときの熱量が 「凝固熱」 ということになります。
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最後に、この反応を熱化学方程式で表しましょう。
H2O(液)=H2O(固)+6.0kJ
1molの液体の水が凝固熱6.0kJを放出して固体に変化することになります。
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今回のテーマは、「融解熱」です。