高校英語文法

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5分でわかる!「動詞のカタマリ」の受動態

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5分でわかる!「動詞のカタマリ」の受動態

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この動画の要点まとめ

ポイント

「動詞のカタマリ」の受動態

受動態9・10のポイント

これでわかる!
ポイントの解説授業

名詞や前置詞とセットで使う動詞が「動詞のカタマリ」

lecturer_avatar

今回のテーマは 「動詞のカタマリ」の受動態 についてです。
次の例題を通して考えていこう。例題は、こちら。

受動態9の例題(1)(2)

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(1)も(2)も、「~を笑う」という動詞を形を変えて入れる問題だね。
「~を笑う」は、laugh atで表すよ。
笑う対象を示すのに、前置詞のatがいるんだね。
このように、 動詞単独ではなく、名詞や前置詞とセットで使うものを「動詞のカタマリ」 と考えます。
では、この「動詞のカタマリ」の場合、どのように受動態を作ればいいのか見てみよう。

「動詞のカタマリ」は、カタマリごと受動態にしよう!

受動態9・10のポイント

lecturer_avatar

「動詞のカタマリ」を受動態にする場合は、「動詞のカタマリ」ごと受動態にするんだ。
例えば、speak toは「~に話しかける」という意味だけれど、
受動態にするときはbe spoken toのように前置詞もセットにしてカタマリごと受動態にする んだ。
さらに、look up to「~を尊敬する」、take care of「~の世話をする」のように、
3単語(以上)で成り立つ動詞のカタマリの場合にも、
be looked up to、be taken care ofのようにカタマリごと受動態にする
んだね。

受動態9の例題(1)(2)

lecturer_avatar

例題に戻って考えよう。
(1)「皆がトムを笑った。」には、 laugh at「~を笑う」という「動詞のカタマリ」 を使うよ。
今回は能動態の文で、過去の話だから、 laughed at が正解。

lecturer_avatar

続けて(2)「トムが皆に笑われた。」は「笑われた」だから受動態を使う文だね。
「~を笑う」はlaugh atなので、 「動詞のカタマリ」を受動態にするときには、
カタマリごと受動態にして、be laughed atを使えばいい
よね。
主語が三人称単数で過去の話なので、isの過去形wasを使って、 was laughed at が正解!

(1)の答え
受動態9の例題(1) 答え入り
(2)の答え
受動態9の例題(2) 答え入り
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at byのように、前置詞が並んでいるのが不自然に見えるかもしれないね。
でも、 be laughd atとby everybodyは意味が分かれているので、これで正解 だよ。
たまたま、動詞のカタマリの最後につくatと、次の「~によって」を表すbyが並んだだけなんだね。

動詞のカタマリを受動態にした時、前置詞が並んでも、間違いじゃない!

受動態9の例題(3)(4)

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(3)と(4)の「~に話しかける」はspeak toを使うよ。
これも、「動詞のカタマリ」だね。

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(3)「トムは彼女に話しかけた。」は能動態の文。
過去の話なので spoke to が正解だね。

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(4)「彼女はトムに話しかけられた。」は「話しかけられた」だから受動態を使う文だね。
speak toという「動詞のカタマリ」を受動態にするときには、カタマリごと受動態にする よ。
主語が三人称単数で過去の話なので、be動詞isを過去形のwasにして、
was spoken to が正解。

(3)の答え
受動態9の例題(3) 答え入り
(4)の答え
受動態9の例題(4) 答え入り
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今回も(2)のようにtoとbyが繋がっているけど、
was spoken toとby Tomはそれぞれが意味のカタマリだから、これでOK なんだね。
文法問題などでよく聞かれるところだから、
勝手にtoを取ってしまったりしないように、気をつけよう。

この授業の先生

木村 智光 先生

テンポの良い解説で、難しい用語を使わずに、高校英語の要諦をわかりやすく指導します。 定期テストに出やすい英文法の問題パターンを研究し、授業ではそのポイントが随所にちりばめられています。

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