図のように導線をらせん状に巻いたものを コイル といいます。
コイルに電流を流したとき、どのような磁界が生まれるのでしょうか。
このときにも 右ねじの法則 を使って考えましょう。

まずは、４本の指の向きを、コイルに流れる電流の向きに合わせましょう。
すると、残った 親指が磁界の向き を表します。
つまり、コイルの磁界の向きは右から左に向くことがわかります。
右側にN極、左側にS極がある棒磁石と同じように考えることができます。
このように、電気を流すことで磁石になるものを 電磁石 といいます。
もちろん、電磁石のまわりに方位磁針を置くと、棒磁石のときと同じようになりますね。

電磁石について、磁力を強くするためには、どうすればよいでしょうか？
方法は３つあります。
① 電流 を強くする
②コイルの 巻き数 を増やす
③ 鉄しん をいれる
これらについても、きちんと覚えておきましょう。