旧口動物に分類されるのは、節足動物、環形動物、軟体動物、線形動物、輪形動物、扁形動物でした。
この6グループを分類していきましょう。

旧口動物のうち、環形動物と軟体動物は、発生の過程でトロコフォア幼生という幼生期を経ることが特徴です。
この2グループは、トロコフォア幼生とよばれます。

上の図は、環形動物と軟体動物のトロコフォア幼生です。
形状や構造がとても似ていますね。

旧口動物のうち、節足動物と環形動物は、からだが体節で区切られた構造をしています。
この2グループは、体節動物とよばれます。

上の図は、バッタが成長するようすです。
体節動物は、からだが体節で細かく仕切られ、それぞれに付属肢という肢がついています。
また、からだのつくりが体節ごとにくり返し構造になっていることも特徴です。

環形動物と軟体動物はトロコフォア幼生、節足動物と環形動物は体節動物です。
ちなみに、体節動物に分類される脱皮動物は節足動物、体節動物に分類される冠輪動物は環形動物ですね。
いろいろな動物群の分類のしかたを覚えましょう。