5分でわかる!神経胚
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この動画の要点まとめ
ポイント
原腸胚期→神経胚期
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胚の陥入の完了にともなって原腸胚期が終了しました。
次は、神経胚期という時期へ進みます。
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原腸胚期では、原口背唇部が胚の内側に取り込まれましたね。
原口背唇部が接する胚の表面領域は予定神経域といい、将来神経系になります。
次の図を見てください。
![高校 生物 動物の発生7 ポイント3 一番左の胚の図](https://d12rf6ppj1532r.cloudfront.net/images/k/0/sci_bio/5_1_7_3/k_sci_bio_5_1_7_3_image02.png)
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これは神経胚です。
胚の上側が予定神経域となっています。
図で、予定神経域が少し平べったくなっているのが分かりますか?
これを神経板といいます。
神経板が脊索の作用を受けて神経管に
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神経胚についても、初期・中期・終期の3つに分けて考えましょう。
次の図を見てください。
これは神経胚初期の胚の断面図です。
![高校 生物 動物の発生7 ポイント3 初期の断面図から左の図・すべてうめる](https://d12rf6ppj1532r.cloudfront.net/images/k/0/sci_bio/5_1_7_3/k_sci_bio_5_1_7_3_image03.png)
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上図は、頭と尾を結ぶ線で切断した胚の模式図です。
左側が頭、右側が尾になっています。
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下図は、上図に対して垂直な方向で切断した胚の模式図です。
図の右側が胚の左側、図の左側が胚の右側になっています。
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上図の上部に、色濃く描かれた線のような構造物が分かりますか?
これが神経板です。
神経板は、胚の頭から尾まで広い領域で背中側に位置していますね。
下図では、上部に色の濃い構造物として描かれています。
![高校 生物 動物の発生7 ポイント3 初期の断面図から左の図・すべてうめる](https://d12rf6ppj1532r.cloudfront.net/images/k/0/sci_bio/5_1_7_3/k_sci_bio_5_1_7_3_image03.png)
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神経胚の内部には、脊索が見られます。
脊索は原口背唇部が変化した組織です。
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原口背唇部は原腸の側壁をなし、外胚葉に作用して神経板を形成していましたね。
神経胚初期になると原口背唇部は消化管から外れます。
そして、上図に描かれているように棒状の脊索に変化するのです。
脊索は神経版の真下に位置していることが特徴です。
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脊索はさらに神経板に作用します。
次の図を見てください。
これは神経胚中期の胚の断面図です。
![高校 生物 動物の発生7 ポイント3 中期の断面図から左の図・すべてうめる](https://d12rf6ppj1532r.cloudfront.net/images/k/0/sci_bio/5_1_7_3/k_sci_bio_5_1_7_3_image04.png)
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上図を見ると、神経胚初期との差があまり見られませんね。
しかし、下図に注目してください。
神経板のへりの部分が盛り上がっています。
脊索が神経板に作用することで、神経板の左右が盛り上がり始めるのです。
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神経胚後期では、神経板はどのようになるのでしょうか?
次の図を見てください。
![高校 生物 動物の発生7 ポイント3 図・すべてうめる](https://d12rf6ppj1532r.cloudfront.net/images/k/0/sci_bio/5_1_7_3/k_sci_bio_5_1_7_3_image05.png)
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神経胚後期の胚の断面図に注目してください。
下図では、神経板の形が変化して管状になっていることが分かりますね。
これを神経管といいます。
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このように神経管が形成されるまでが神経胚です。
神経管は、将来神経系となる部分です。
中枢神経である脳や脊髄だけでなく、末梢神経も神経管からできていくのです。
![高校 生物 動物の発生7 ポイント3 すべてうめる](https://d12rf6ppj1532r.cloudfront.net/images/k/0/sci_bio/5_1_7_3/k_sci_bio_5_1_7_3_image01.png)
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カエルの発生過程について見ていきましょう。
今回は、神経胚の様子に注目します。