5分でわかる!卵の分類
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この動画の要点まとめ
ポイント
卵は4種類⇒等黄卵、弱端黄卵、強端黄卵、心黄卵
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卵は、卵の中に含まれている卵黄の量と分布によって分類されます。
次の図を見てください。
これは、卵の分類の一覧です。
![高校 生物 動物の発生3 ポイント2 表・すべてあける・「卵割」の列をすべて消す](https://d12rf6ppj1532r.cloudfront.net/images/k/0/sci_bio/5_1_3_2/k_sci_bio_5_1_3_2_image02.png)
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ヒトのようなほ乳類やウニの卵は等黄卵です。
卵に含まれる卵黄の量が少ないことが特徴です。
また、卵黄は卵全体に分布しています。
図では、卵の卵黄が黒い点で示されています。
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カエルのような両生類の卵は弱端黄卵です。
等黄卵と同じように、卵黄の量が少ないことが特徴です。
卵黄は、卵の下側である植物極側に偏って分布しています。
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鳥類、ハ虫類、魚類の卵は強端黄卵です。
卵に含まれる卵黄の量が多いことが特徴です。
また、弱端黄卵と同じように、卵黄が植物極側に偏って分布しています。
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昆虫類や甲殻類の卵は心黄卵です。
強端黄卵と同じように、卵黄の量が多いことが特徴です。
卵黄は、卵の中央部に偏って分布しています。
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卵割は4種類⇒等割、不等割、盤割、表割
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卵は、卵黄の量と分布によって、等黄卵、弱端黄卵、強端黄卵、心黄卵の4種類に分類されました。
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ところでどうして、卵黄の量や分布をもとに、卵を分類しているのでしょうか?
実は、卵黄が多く分布している部分では、細胞が2つに分裂することができないのです。
ということは、これら4種類は、分裂の様子が変わってきそうですね。
その様子を見ていきましょう。
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なお、発生の初期に見られる受精卵の体細胞分裂を、卵割といいます。
また、卵割によってできる細胞を、割球といいます。
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等黄卵は、卵黄が全体に分布しています。
しかしその量は少ないため、卵割をほとんど阻害しません。
よって、はっきりと細胞が2つに分裂します。
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この卵割を、等割といいます。
図では、卵に縦に切れ目が入り、同じ大きさの割球が2つできていますね。
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弱端黄卵は、卵黄が植物極側に偏って分布しています。
そのため、動物極側で卵割が起こります。
結果として、大きなの異なる割球ができていますね。
割球の大きさが等しくないため、この卵割を不等割といいます。
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強端黄卵は、卵黄が植物極側に偏って分布しています。
しかも卵黄の量が多いため、ほとんどの領域で卵割を阻害します。
図では、卵黄が分布していない動物極側でのみ分裂が起こっていますね。
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卵の動物極側の分裂が進むとやがて碁盤の目のようになります。
そのため、このような卵割を、盤割といいます。
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心黄卵は、卵黄が中央部に偏って分布しています。
しかも、その量が多いため、卵の表面でのみ分裂が起こります。
このような卵割を、表割といいます。
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全割⇒等割と不等割、部分割⇒盤割と表割
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ここまで4種類の卵割を紹介してきましたね。
しかし、この4種類は、2種類ずつに分けて整理されます。
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まず、等黄卵と弱端黄卵は黄卵の量が少ないことが特徴でした。
それぞれ、等割と不等割を起こし、受精卵全体が分裂します。
このような卵割を総称して全割といいます。
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強端黄卵と心黄卵は黄卵の量が多いことが特徴でした。
それぞれ、盤割と表割を起こし、卵の一部分のみが分裂します。
このような卵割を総称して部分割といいます。
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卵の4種類の分類について、それぞれの生物例、卵黄の量と分布、卵割の様子と名称などを、1つ1つ丁寧に覚えましょう。
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卵の分類と卵割について見ていきましょう。