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5分でわかる!開発独裁の行き詰まり

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この動画の要点まとめ

ポイント

開発独裁の行き詰まり

高校世界史 アジア諸地域の紛争3 ポイント1 答え全部

これでわかる!
ポイントの解説授業
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アジア諸地域の紛争、第3回。
今回は「インドシナ半島以外の東南アジア」について学習します。

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ポイントの1つ目は「フィリピン・インドネシアの開発独裁」です。
東南アジアのフィリピンとインドネシアで、どのような政治が行われたのかに注目します。

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まずは フィリピン から見ていきましょう。

マルコス大統領の開発独裁

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戦後に独立を果たしたフィリピンでは、1965年に大統領となった マルコス が、反共親米路線をとりながら 開発独裁 を行いました。経済を成長させるため、強力な指導者が独裁政治を行うことを開発独裁といいます。

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ただし結果として、マルコスのもとでフィリピン経済はあまり成長しませんでした。やがてフィリピンでは民主化を求める 反政府運動 が高まりを見せ、さらに少数派の イスラーム教徒 が暴動やテロを起こしたのです。

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こうした事態に対処できず、マルコスは失脚することになりました。

「フィリピン」見出し+写真+テキスト

スカルノ失脚!スハルト大統領の開発独裁

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戦後に独立を果たした インドネシア では、初代大統領の スカルノ がしばらく政権を担っていました。しかし、1965年に起こった 九・三〇事件 と呼ばれる軍部クーデタを機にスカルノは失脚し、軍部保守派が実権を握ることになりました。

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1968年には、軍人の スハルト が大統領に就任。フィリピンのマルコスと同じく、スハルトも反共親米路線をとりつつ 開発独裁 を行いました。

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スハルトの時代には、反共組織として 東南アジア諸国連合(ASEAN) が結成されました。東南アジアの社会主義化を防ぐ目的で結成された組織ですが、次第に反共的な色合いは弱まり、現在では 経済協力 を推進する組織としての役割が主となっています。

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ちなみにスハルトの時代には、インドネシアが支配する 東ティモールアチェ などの地域で独立運動が激化しました。

「インドネシア」見出し+写真+テキスト

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最終的にスハルトは、1990年代後半に発生した アジア通貨危機 の混乱を収束できず、退陣することになりました。

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フィリピンとインドネシアでどのような動きがあったのか、しっかり復習しておきましょう。

この授業の先生

新里 将平 先生

「世界史を楽しく,わかりやすく教えたい!」をモットーにストーリー性のある授業展開で、歴史上の人物や国が当時何を考え、どう動いたかを感情を込めて伝える。

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