ポイントの2つ目は「毛沢東の死と四つの現代化」です。
プロレタリア文化大革命の終焉と、その後に始まる新たな改革を学習します。

復活を図る毛沢東が引き起こした プロレタリア文化大革命 の時期は、中国の経済や産業が停滞し、まさに「暗黒」の時代でした。しかし、1976年に首相の 周恩来 と国家主席の 毛沢東 が死去したことで、「暗黒」の時代も終わりを迎えることになりました。

毛沢東の死後、中国の指導者となった 華国鋒 は、毛沢東夫人の江青ら「四人組」を逮捕。こうして、プロレタリア文化大革命は終焉をむかえました。

華国鋒は、新しい中国をつくるための指針として 「四つの現代化」 を打ち出しました。これはもともと周恩来が提唱した政策で、 農業・工業・国防・科学技術 の近代化を目指す政策です。

また、華国鋒に代わって実権を握った 鄧小平 は、1978年以降に 改革・開放政策 を行いました。

毛沢東の死後、華国鋒や鄧小平のもとで、中国は大国へと歩み始めることになりました。