5分でわかる!毛沢東の暴走!
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この動画の要点まとめ
ポイント
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ポイントの1つ目は「毛沢東の外交」です。
中華人民共和国の初代国家主席である 毛沢東 が「暴走」する様子に注目します。
毛沢東、ソ連と同盟を結ぶ
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戦後、日本軍が撤退した中国では、毛沢東率いる共産党と蒋介石率いる国民党が争いました(国共内戦)。勝利した毛沢東は 中華人民共和国 の建国を宣言。戦後の中国は 社会主義国 として歩み始めました。
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そんな中国は1950年、同じ社会主義国であるソ連と 中ソ友好同盟相互援助条約 を締結しました。これは 日本やアメリカ を仮想敵国とする軍事同盟です。このように、戦後の中国はソ連に接近していくかに思われました。
平和共存政策に反発!中ソ対立
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1956年、ソ連の フルシチョフ 書記長は 平和共存政策 を発表しました。ソ連とアメリカ、社会主義国と資本主義国との和解を目指す政策です。
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一方、台湾や韓国・日本といった資本主義国に取り囲まれる状態となっていた中国は、ソ連の平和共存政策を批判しました。中国とソ連の関係は次第に悪化し、やがてお互いを名指しで批判しあう状態(公開論争)へと発展しました。このような中国とソ連の対立を 中ソ論争(中ソ対立) といいます。
インドとの関係も悪化!中印国境紛争
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中国とソ連の関係が悪化する中、1959年には チベット反乱 が起こりました。これは、チベット仏教僧侶を中心とした、中国への大規模な反乱でした。
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かつてチベットは清の支配を受けていましたが、辛亥革命で清が倒れると1913年に独立を達成。しかしその後、毛沢東率いる中華人民共和国が再びチベットを支配したのです。
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チベット反乱は、中国の軍隊である 人民解放軍 に鎮圧され、チベットの最高責任者 ダライ=ラマ14世 はインドへ亡命することになりました。
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中国はインドに身柄の引き渡しを要求しましたが、インドはこれに反発。中国とインドの関係は悪化し、1962年に 中印国境紛争 が勃発しました。
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中印国境紛争は、中国が優勢の状態で停戦となりました。この紛争をきっかけに、中国とインドの関係はさらに悪化することになりました。
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このように、毛沢東率いる中華人民共和国は、ソ連・インドとの関係を次々と悪化させていきました。まさに毛沢東の「暴走」ですね。中国とソ連・インドとの間でどんな対立があったのか、それぞれしっかり覚えておきましょう。
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自立を強める東アジア、第1回。
今回は「激動の中華人民共和国」について学習します。