高校世界史B

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5分でわかる!毛沢東の失脚!

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この動画の要点まとめ

ポイント

毛沢東の失脚!

高校世界史 自立を強める東アジア1 ポイント2 答え全部

これでわかる!
ポイントの解説授業
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ポイントの2つ目は「毛沢東の大失敗」です。
毛沢東が実施した国内政策と、彼がおかした「大失敗」を見ていきます。

「大躍進」は「大失敗」!

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ポイント1で学んだように、毛沢東は、対外的にはソ連・インドとの対立を深めました。一方、国内では 「大躍進」(第2次五カ年計画) と呼ばれる政策を展開しました。その目的は 工業・農業の急速な発展 にありました。

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「大躍進」政策を進めるため、毛沢東は中国全土の農村で 人民公社 と呼ばれる組織を建設させました。毛沢東は各地の農村に対し、農作物をつくるだけでなく、鉄をつくったり学校を運営したりと、工業や行政・教育活動などをすべて行わせようとしたのです。

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ただし、この政策は農村部に大きな負担をかけることになりました。毛沢東のねらいとは反対に、各地の生産力は停滞していったのです。

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また、ソ連との関係が悪化したことで、1960年7月に 中ソ技術協定 が破棄されました。協定が破棄されたことで、ソ連から中国へ派遣されていた技術者が引き揚げたのです。さらに悪いことに、この時期に中国では 大規模な自然災害 が発生しました。

「大躍進~」見出し+テキスト

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人民公社の設立といった強引な政策に、ソ連の技術者引き揚げ、自然災害発生。こうした要因が重なって、当時の中国では数千万人の死者が出てしまいました。「大躍進」政策はまさに「大失敗」に終わったのです。

劉少奇・鄧小平が国家を再建!

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毛沢東は「大躍進」政策失敗の責任を取り、国家主席を辞任。代わりに 劉少奇 が国家主席に就任しました。彼は 鄧小平 による補佐を受けながら 調整政策 を展開し、毛沢東の「尻ぬぐい」をしたのです。

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劉少奇は、余った農作物の販売を許可するなど 資本主義経済の仕組み を導入しました。これにより、中国の農業生産力は徐々に回復していきました。

「調整政策」見出し+写真+テキスト

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毛沢東が「大躍進」政策を行うも失敗。その後、劉少奇が国家主席となり、鄧小平とともに中国を立て直しました。この流れをしっかり覚えておきましょう。

この授業の先生

新里 将平 先生

「世界史を楽しく,わかりやすく教えたい!」をモットーにストーリー性のある授業展開で、歴史上の人物や国が当時何を考え、どう動いたかを感情を込めて伝える。

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      自立を強める東アジア

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