他の動物の抗体を含んだ血清を、どのように作るか詳しくみていきましょう。
まずは、人間以外の 他の動物 の体内に、ヘビ毒を投与します。すると、動物の体内ではヘビ毒に対抗する抗体が産生されますね。この動物から抜き取った血液が、抗体を含んだ血清となるのです。
血清は保存することができ、ヘビ毒や 破傷風 などの治療に効果的です。先ほど紹介した北里柴三郎は、破傷風の血清療法を確立しました。
この授業の先生
星野 賢哉 先生
高校時代に生物が苦手だった経験をいかし、苦手な生徒も興味をもてるように、生命現象を一つ一つ丁寧に紐解きながら、奥深さと面白さを解説する。
血清療法のしくみ
血清療法の原理
血清療法
血球:白血球の働き(免疫)
自己と非自己
自然免疫(先天性免疫)
獲得免疫(体液性免疫)
抗原抗体反応:二次応答
獲得免疫(細胞性免疫)
拒絶反応
アレルギー
自己免疫病
AIDS<後天的免疫不全症候群>
予防接種
【確認テスト2】
体液とその働き
体液の循環と肝臓
体液濃度調節のしくみ
神経とホルモン
細胞
遺伝子
生物の多様性
生態系
他の動物の抗体を含んだ血清を、どのように作るか詳しくみていきましょう。