高校生物基礎

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5分でわかる!AIDS発症のメカニズム

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この動画の要点まとめ

ポイント

AIDS発症のメカニズム

高校 生物基礎 体内環境の維持16 ポイント2 答え全部

これでわかる!
ポイントの解説授業
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AIDS発症のメカニズムを詳しく説明していきます。

HIVはヘルパーT細胞に感染

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図は、体内に侵入してきた抗原に対して、樹状細胞からの抗原提示を ヘルパーT細胞 が受け取る様子を示しています。

高校 生物基礎 体内環境の維持16 ポイント2 図の樹状細胞+ヘルパーT細胞
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自然免疫で対応できない厄介な抗原に対しては、獲得免疫が働きましたね。その際、抗原を食作用した樹状細胞による抗原提示を唯一受け取れるのが ヘルパーT細胞 でした。

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HIVが狙うのは、実は獲得免疫の要となっているこの ヘルパーT細胞 なのです。HIVはヘルパーT細胞に感染して、ウイルスのDNAを打ち込みます。

高校 生物基礎 体内環境の維持16 ポイント2 図の樹状細胞+ヘルパーT細胞+HIV

体液性免疫も細胞性免疫もストップ

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ヘルパーT細胞にHIVが感染すると、ヘルパーT細胞は機能しなくなり、減っていきます。ヘルパーT細胞は一度減ると補充することができません。なぜなら、ヘルパーT細胞が成熟する胸腺という臓器は、成人になるまでに退化してしまうからです。

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ヘルパーT細胞からの抗原提示を受けていたB細胞やキラーT細胞に情報が伝わらなくなり、 体液性免疫細胞性免疫ストップ してしまうのです。

高校 生物基礎 体内環境の維持16 ポイント2 図のみ

自然免疫は働き続ける

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また注意してほしいのは、獲得免疫(体液性免疫と細胞性免疫)はストップしても、 自然免疫は働き続ける という点です。そのため、自然免疫が十分に働いている間は、HIVにかかっても命を落とすことはありません。しかし、加齢などにより自然免疫の力が落ちてくると、抗原を除去することができなくなってしまうのです。

高校 生物基礎 体内環境の維持16 ポイント2

この授業の先生

星野 賢哉 先生

高校時代に生物が苦手だった経験をいかし、苦手な生徒も興味をもてるように、生命現象を一つ一つ丁寧に紐解きながら、奥深さと面白さを解説する。

AIDS発症のメカニズム
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      体内環境の維持

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