高校化学基礎
5分でわかる!アレーニウスによる酸の定義
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この動画の要点まとめ
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アレーニウスによる酸の定義
これでわかる!
ポイントの解説授業
私たちは、 「酸」 という言葉を使っていますが、「酸」をきちんと説明することはできますか?
「酸」の定義を考えたのが、 アレーニウス という人物です。
アレーニウスの定義について、学習していきましょう。
アレーニウスの定義によると、酸とは「水溶液中で電離して、H+を生じる物質」
図のように、塩化水素HClを用意しました。
これが水に溶けると、どのようになるでしょうか?
HClが H+ +Cl-になります。
このように、陽イオンと陰イオンに分かれることを、 電離 といいましたね。
反応式で表すと、次のようになります。
HCl→ H+ +Cl-
それでは、他の例も見てみましょう。
H2SO4→ 2H+ +SO42-
HNO3→ H+ +NO3-
みなさんは、3つの式に共通するものがわかりますか?
それは、 H+ ですね。
アレーニウスは、 「水溶液中で電離して、水素イオンを生じる物質」 を 酸 と定義したのです。
まずは、基本的な定義を押さえておきましょう。
今回のテーマは、「アレーニウスによる酸の定義」です。