磁場が電流におよぼす力、 電磁力の向き について解説します。有名なのは フレミングの左手の法則 ですが、これには2つの欠点があることを先ほどのポイントの授業で話しました。ここでは、 右ねじの法則 を使って電磁力の向きを求める方法を解説します。

電磁力の漢字の順番は、「 電 流→ 磁 場→ 力 」の順ですよね。この語順にならって、 右ねじの法則 を使います。どういうことかというと、 右手の4本指を電流の進む向きから磁場の進む向きにまわす のです。すると、 親指の向き が 力(電磁力)の向き となるのです。

上の図の例では、上向きに電磁力Fがはたらくことがわかりましたね。 電→磁 に向かって右ねじを回す、すると、 力 が進む――この関係をよく理解しておきましょう。

フレミング左手の法則より簡単に覚えられますよね。1つだけ注意点があるとすれば、右手の4本指をまわすとき、角度の小さい方向に向かってまわすということだけです。