「点Ｐから直線ℓへの垂線を作図」する問題だね。
「垂線をかけ」と言われたら、今日のポイント。

そう、「垂直二等分線」をかけばいいんだったね。
ただ、この問題は、垂直二等分線をかくための 「点Ａと点Ｂ」が存在しない ね。
この 点Ａと点Ｂをどう定めるか 。
これが問題の最大のテーマだよ。

単に垂線の作図だったら、点Ａと点Ｂはどこに決めてもＯＫなんだ。
でも、今回は重要な条件が１つある。
「点Ｐから垂線を引く」 。つまり、
「点Ｐを通る垂直二等分線」 をかかないといけないんだね。

実は、垂直二等分線には、次のような特徴があるよ。
それは、線上のどの点をとっても 「点Ａからの長さと、点Ｂからの長さが等しくなる」 というものだよ。
だから、今回の場合の点Ａと点Ｂは、 「点Ｐからの長さが等しくなる」 ように定めればいいんだ。
つまり、まずは 点Ｐを中心として、直線ℓと交わる円 をかこう。その 交点が、点Ａと点Ｂ だよ。

あとは、いつも通り、線分ＡＢの垂直二等分線をかけば、点Ｐを通るように垂線がかけるんだ。