高校英語構文 第2章「前置詞＋名詞の眺め方」第1回。
今回は 前置詞＋名詞のカタマリ について学習するよ。
まずは次の例文を見てみよう。

英文を読むときはまず動詞に注目しよう。この例文だと wear が動詞だよね。そして、動詞 wear より前の部分は 名詞の意味のカタマリ になるんだ。

wear black uniforms は「黒い制服を着る」と訳せるね。じゃあ誰が制服を着るのかな？そう、文頭の All the boys だよね。

すると、All the boys と wear black uniforms の間にある in our high school はどんな意味になるのかな？ in は前置詞、our high school は名詞だよね。この 前置詞＋名詞 の形が今回のTK'sポイント！

a girl from Akita「秋田出身の女の子」は、a girl「女の子」を from Akita「秋田出身の」 というカタマリが後ろから修飾しているんだ。

英語だと a girl という名詞が前にあって、from Akita が後ろから修飾している。一方、日本語だと「秋田出身の」が前にきて、後ろの「女の子」を修飾している。英語と日本語で順序が逆になっているね。

このように、名詞Aの後ろに前置詞＋名詞Bがある場合、基本的には名詞Aを修飾していると考えてOK。前置詞＋名詞をカッコでくくってカタマリとして捉えよう。

a book on the table も同じ。a book「本」を on the table「テーブルの上の」が 後ろから 修飾しているんだ。一方、「テーブルの上の本」という日本語は、「テーブルの上の」が「本」を 前から 修飾しているよ。英語と日本語の語順の違いも頭に入れておこう。

それではもう1度例文に戻るよ。

この英文では、文頭の All the boys を in our high school が後ろから修飾しているんだ。ただし日本語にするときは「前から」修飾するように訳そう。

前置詞＋名詞は意味のカタマリになって、英語の場合は「後ろから前」を、日本語の場合は「前から後ろ」を修飾する。このポイントをしっかりおさえておこう！