5分でわかる!「感情を与える」他動詞
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この動画の要点まとめ
ポイント
感情を与える他動詞、現在分詞にする?過去分詞にする?
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日本文に合う英文になるように、カッコ内の語句を選択しよう。
(1)(2)はどちらも、動詞exciteの現在分詞excitingと、過去分詞excitedが、選択肢になっているね。
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(1)の「おもしろい」映画は、excitingとexcitedのどちらを使うのかな。
(2)の少年が「ワクワクしていた」は、excitingとexcitedどちらを使おうか。
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今回のポイントで、使い分け方を確認していこう。
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感情を与える他動詞 は、 現在分詞や過去分詞 にして、形容詞と同じように使うことができるんだ。この使い方をするときのポイントを見ていくよ。
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例としてexciteとsurpriseを見ていこう。
どちらも感情を与える他動詞 だね。
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まず、exciteについて見てみよう。
exciteは「人を興奮 させる 」という、 感情を与える他動詞 だね。
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人 is excited は、直訳すると「人が興奮させられる」。でも、「人が興奮している」というのが普通だよね。
なので 英語では受身形だけど、日本語では「興奮している」と、能動のように訳す よ。
日本語の感覚で考えると違和感があるかもしれないけれど、注意しよう。
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逆に、 物 is exciting は、直訳すると「物が興奮させるようだ」となるね。でも日本語では、もっと自然に、「 おもしろい 」と訳そう。
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次に、surpriseについて見てみよう。
surpriseは「人を驚か せる 」という、 感情を与える他動詞 だよ。
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人 is surprised を直訳すると、「人が驚かされる」だね。でも、能動のように「驚いている」と訳そう。 英語は過去分詞だけど、日本語では受身ではなく、能動のように訳す んだね。
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物 is surprising は「物が驚かせるようなものだ」でもいいけれど、「 おどろきだ、びっくりだ、すごい 」と訳されるよ。
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感情を与える他動詞 を分詞にして、形容詞のように使うときは、
人に使う時は過去分詞、物に使う時は現在分詞 、
というルールで使い分けよう。
それじゃあ、問題に戻ってみよう。
excitedとexciting、どう使い分ける?
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(1)「昨夜、テレビでおもしろい映画を見た。」とあるね。
「おもしろい映画」ということは、「おもしろい」が、人ではなく、物にかかっているよね。
物に使うときは、感情の他動詞は現在分詞 にしよう。
an exciting movieとなるね。
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次に(2)をみてみよう。
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(2)「ボクシングの試合を見て、少年はワクワクしていた。」だね。
「ワクワクした」は、「少年」に使われているよね。
少年は、物ではなく人。
人に使うときは、感情の他動詞は過去分詞 にしよう。
excitedを使うよ。
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感情を与える他動詞を使うときには、
人には過去分詞、物には現在分詞 にしよう。
ルールはこれだけ!
![分詞23・24の例題(2) アイコンなし](https://d12rf6ppj1532r.cloudfront.net/images/k/0/eng_gra/6_0_12_1/k_eng_gra_6_0_12_1_image07.png)
surprisedとsurprising、どう使い分ける?
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続いて(3)(4)を見てみよう。
surprisingとsurprisedの使い分けを考えていこう。
カッコの中の語を、どちらか選んでいくよ。
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(3)「昨年、この町で驚くような事故が起きた。」を考えよう。
「驚くような」は、物である「事故」にかかっているね。
物に使うときは、感情の他動詞は現在分詞 にするよ。
なのでここでは、surprisingを選ぼう。
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ちなみにここでの分詞の使い方は、 名詞を修飾 する使い方だね。
![分詞23・24の例題(3) アイコンなし](https://d12rf6ppj1532r.cloudfront.net/images/k/0/eng_gra/6_0_12_1/k_eng_gra_6_0_12_1_image09.png)
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続いて(4)を見てみよう。
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(4)「彼女は、真実を知って驚いた。」とあるね。
驚いていたのは「彼女」つまり人。
だから、surprisedを使うよ。
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(4)は(3)と違って、surprisedがかかっている部分、Sheと離れているね。
でも 重要なことは、人に使っているか、物に使っているかだけ 。
surprisingは物、surprisedは人に使うよ。
[補足]修飾語として?補語として?どちらの使い方でも、大事なのは「人なのか物なのか」だけ!
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ちなみに、 分詞の使い方 には大きく分けると、 ①修飾語としての働き と、 ②補語としての働き があるよ。
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①修飾語として使われるときは、分詞が名詞にかかる よ。
例えば、(3)では、surprisingが、直後の名詞accidentにかかって、修飾語の働きをしているんだ。
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②補語として使われるときは、「主語が補語だ」という意味を表す よ。
例えば、(4)では、主語She+be動詞was+surprisedで、「彼女が驚いていた」という意味を表すよ。
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このように、修飾語と補語どちらの使い方をしていても、
感情を与える他動詞の、使い分け方のポイントは同じ。
大事なのは、意味としてつながりを持つのが、「 人なのか物なのか 」ということだけ!
それが見分けられれば、現在分詞にするか過去分詞にするのか、判断できるよ。
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感情を与える他動詞 を、現在分詞や過去分詞にして、形容詞として使う時のポイントを見てきたよ。
人に対して使うときは過去分詞、物に対して使うときは過去分詞 を使おう。
日本語の感覚でまどわされず、しっかりとつかんでおこう。
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今回のテーマは 「感情を与える」他動詞 についてです。
感情を与える他動詞を使うときは、 現在分詞・過去分詞の使い分け に注意しよう。
日本語の感覚で考えると、少しつかみづらい部分もあるけれど、問題を通して身に着けていこうね。
まずは次の例題を見てみよう。