中学公民

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5分でわかる!法律ができるまで

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この動画の要点まとめ

ポイント

本会議ではなく委員会で実質的な審議をする理由とは?

中学公民19 ポイント2

これでわかる!
ポイントの解説授業
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2つ目のポイントは、「本会議と委員会」です。
法律案がどのような過程を経て成立していくのかを学習します。
こちらを見てください。

中学公民19 ポイント2

法律が成立するまでの流れ まずは国会議員や内閣が法律案を提出

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図の一番左を見てください。
まず、国会議員や内閣が 法律案を提出 します。
法律案は衆議院と参議院の両院で話し合われ、法律が成立するかどうかが決まるのです。
衆議院と参議院、どちらが先に話し合ってもかまいません。
今回は、先に衆議院で審議されると仮定して説明を進めます。

委員会で実質的な話し合いを行う→本会議で投票

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国会に提出された法律案は、議長に渡されたあとに 委員会 で話し合われます。
委員会では 公聴会 を開いて 専門家の意見を聞く こともあります。
委員会でじっくり話し合った後、 本会議 で議員による投票が行われ、法律の制定に賛成か反対かを決定します。
本会議の前に 委員会で話し合いをほとんど済ませておく のです。

委員会で実質的な話し合いをする理由は?

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委員会で実質的な話し合いを済ませておくのは、 衆議院や参議院議員全員が一度に議論したら、結論が出るまでに時間がかかりすぎるからです。
例えば衆議院の場合、議員定数は475名です。
475人で一から本格的に議論しようと思うと、時間がかかる上になかなか意見がまとまりません。

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そのため、人数が限定されている委員会で先に話し合いを行います。
場合によっては公聴会を開いて専門家の話を聞き、しっかりと話し合ってから、本会議で決議をとるのです。

中学公民19 ポイント2

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法律案が衆議院で可決されたら、今度は参議院でも議論が行われます。
参議院でも可決された場合は法案が成立しますが、否決された場合には 少し複雑な手順になります。

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衆議院で否決されれば、法案は廃案となります。
衆議院で可決された法案が参議院では否決された場合、法案は再び衆議院の本会議で討議され、 出席議員の3分の2以上の賛成があれば再可決されます。
あるいは 両院協議会 が開かれ、両院の意見が一致すれば再可決となります。

中学公民19 ポイント2

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委員会で実質的な話し合いを行い、公聴会で専門家の話を聞き、本会議で法案の可否を決議する。
まずはこの流れを覚えておきましょう。

この授業の先生

松本 亘正 先生

歴史や地理を暗記科目ととらえず、感動と発見がふんだんに盛り込まれたストーリーで展開して魅了。 ときにクスリと笑わせる軽妙な語り口にも定評があり、「勉強ってこんなに楽しかったの!?」と心動かされる子供たちが多数。

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