5分でわかる!酵素の実験
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この動画の要点まとめ
ポイント
デンプンの分解を助けるアミラーゼ
お米などにはデンプンというものが多く含まれています。
このデンプンの分解を助ける酵素を アミラーゼ といいます。
実はアミラーゼは、ヒトのだ液に含まれています。
今回は、 アミラーゼ を使った実験を確認していきましょう。
まずは、次の図を見てください。
デンプンを入れた試験管を2本用意します。
左の試験管にはアミラーゼ 、 右の試験管には水 が入っていますね。
2つの試験管を 最適温度37° にして、しばらく待ちます。
すると、2つの試験管にはどのような反応が起こるでしょうか。
アミラーゼを入れ方の試験管は、 デンプンが糖に変わります 。
しかし、水が入った試験管は変化がありません。
中に入っているのは、デンプンのままですね。
ヨウ素液+デンプン⇒青紫色、ベネジクト液+糖⇒赤褐色
アミラーゼによるデンプンの分解について、学んできました。
しかし、私たちが目で見ても、デンプンが変化したかどうかはわかりません。
それを目で見てわかるようにするのが、 ヨウ素液 と ベネジクト液 です。
ヨウ素液は、 デンプンがあると青紫色 に変化します。
ベネジクト液は、 糖があると赤褐色 に変化します。
次に、アミラーゼとデンプンを加えたあとの、試験管のようすを調べていきます。
まずは、左の試験管から見ていきましょう。
左の試験管では、デンプンが糖に変化します。
ここにベネジクト液を入れると、 糖と反応して赤褐色 になります。
しかし、ヨウ素液を加えても、変化は起こりません。
デンプンが糖になり、試験管の中にデンプンが残っていないからですね。
次に右の試験管に注目しましょう。
右の試験管では、デンプンに水を加えています。
この時、デンプンは分解されないので、中にデンプンが残っていますね。
したがって、 ヨウ素液を入れると青紫色 に変化します。
しかし、ベネジクト液を入れても、変化は起こりません。
試験管の中には、糖がないからですね。
酵素の実験について、おさえておきましょう。
今回のテーマは「酵素の実験」です。