高校生物
5分でわかる!ウニの受精過程③④
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この動画の要点まとめ
ポイント
ウニの受精過程③④
これでわかる!
ポイントの解説授業
③表層反応⇒受精丘の形成と表層粒の崩壊
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受精の3つ目のプロセスは、表層反応です。
これは卵の表面で起こる反応です。
次の図を見てください。
![高校 生物 動物の発生1 ポイント3 図・中央矢印よりも左側のみ・すべて空ける](https://d12rf6ppj1532r.cloudfront.net/images/k/0/sci_bio/5_1_1_3/k_sci_bio_5_1_1_3_image02.png)
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図は、精子と卵が融合している様子です。
上部に精子、下部に卵が描かれています。
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精子と卵は、先体突起に発現したバインディンと卵膜の受容体で融合しました。
図では、精子と結合している卵の一部が盛り上がっていますね。
これを受精丘といいます。
図では丸く囲まれて示されています。
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表層反応では、まず受精丘が形成されます。
受精丘を通して、精子の中に入っている物質が卵の中へ送られるのです。
![高校 生物 動物の発生1 ポイント3 図・中央矢印よりも左側のみ・すべてうめる](https://d12rf6ppj1532r.cloudfront.net/images/k/0/sci_bio/5_1_1_3/k_sci_bio_5_1_1_3_image03.png)
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卵の細胞膜の内側には、表層粒という分解酵素が入った小胞があります。
受精丘が形成されたあと、表層粒は崩壊します。
すると、中に含まれていた酵素が細胞膜と卵黄膜の間に分泌されるのです。
![lecturer_avatar](https://d12rf6ppj1532r.cloudfront.net/hoshino.png)
ちなみに、右の図は、卵全体を表しています。
左上の部分で精子が侵入し、受精丘ができていることがわかりますね。
④受精膜の形成⇒細胞膜と卵黄膜が分離
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4つ目のプロセスは、受精膜の形成です。
表層粒に含まれていた分解酵素は、細胞膜と卵黄膜の間へ分泌されました。
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この酵素は、細胞膜と卵黄膜を接着するものを分解し、2つの膜を分離させます。
結果的に、2つの膜は完全に分離した状態となり、分離された卵黄膜が受精膜となります。
次の図を見てください。
![高校 生物 動物の発生1 ポイント3 図・右の矢印から右0のみ除く・すべてうめる](https://d12rf6ppj1532r.cloudfront.net/images/k/0/sci_bio/5_1_1_3/k_sci_bio_5_1_1_3_image04.png)
![lecturer_avatar](https://d12rf6ppj1532r.cloudfront.net/hoshino.png)
右図では、もともと卵黄膜だった受精膜が卵のまわりをおおっています。
![lecturer_avatar](https://d12rf6ppj1532r.cloudfront.net/hoshino.png)
また、精子からは精核が受精丘を通して卵へ送られます。
図では、精核が卵の中に小さい点で描かれていますね。
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精核は、もともと卵に含まれている卵核と合体します。
こうして受精が完了し、受精卵が形成されるのです。
![高校 生物 動物の発生1 ポイント3 図・すべてうめる](https://d12rf6ppj1532r.cloudfront.net/images/k/0/sci_bio/5_1_1_3/k_sci_bio_5_1_1_3_image05.png)
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単に精子と卵が受精するといっても、そのプロセスは細かく分けられます。
最後に精核と卵核が合体するまでが受精のプロセスなのですね。
![高校 生物 動物の発生1 ポイント3 すべてうめる](https://d12rf6ppj1532r.cloudfront.net/images/k/0/sci_bio/5_1_1_3/k_sci_bio_5_1_1_3_image01.png)
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ウニを例にして、受精のプロセスを見ていきましょう。
受精のプロセスは、大きく4つに分けられます。
今回は、3つ目と4つ目のプロセスを見ていきます。