高校生物

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5分でわかる!遺伝子組換え②③

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5分でわかる!遺伝子組換え②③

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この動画の要点まとめ

ポイント

遺伝子組換え②③

高校 生物 遺伝18 ポイント3 すべてうめる

これでわかる!
ポイントの解説授業
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遺伝子組換え技術について詳しく見ていきましょう。

制限酵素処理⇒特定の回文配列を見つけて切断

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遺伝子組換え技術は、ある生物のDNAを別の生物のDNAに組込んで、新たな遺伝子を発現させる技術でした。
遺伝子組換え技術には、3つの段階があります。
次の図を見てください。

高校 生物 遺伝18 ポイント3 ヒト成長ホルモン遺伝子とプラスミドの図・矢印などは除く
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1つ目の段階では、制限酵素処理によってヒト成長ホルモン遺伝子とプラスミドが図のように切断されました。
このとき、それぞれの塩基配列の切断面は同じになっていましたね。

DNAリガーゼ処理⇒同じ切断面のDNAを連結

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切断されたそれぞれのDNAは、自然とくっつくわけではありません。
そこで2つ目の段階では、同じ切断面をもつヒト成長ホルモン遺伝子とプラスミドを連結する操作を行います。
次の図を見てください。

高校 生物 遺伝18 ポイント3 図、③の矢印と大腸菌の図を除く
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図では、ヒト成長ホルモン遺伝子とプラスミドが合わさっていますね。
それぞれのDNAは、DNAリガーゼという酵素で連結しています。
このように、DNAリガーゼによって同じ切断面をもつ2つDNAを連結する処理を、DNAリガーゼ処理といいます。

遺伝子導入⇒外来の遺伝子を細胞内に入れる

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遺伝子組換え技術の3つ目の段階を見ていきましょう。
3つ目の段階では、ヒト成長ホルモン遺伝子を組込んだプラスミドを大腸菌に戻すことになります。

高校 生物 遺伝18 ポイント3 図
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図では、ヒト成長ホルモン遺伝子を組込んだプラスミドが大腸菌の中に入れられていますね。
このように、外来の遺伝子を細胞内に入れる操作を遺伝子導入といいます。

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プラスミドは、もともと大腸菌がもっていたDNAでした。
そのため、ヒト由来の遺伝子が組込まれていても、大腸菌はプラスミドを排除することなく留めることができます。
こうして大腸菌に入れられたヒト成長ホルモン遺伝子は、やがて大腸菌の細胞の中で発現するのです。

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この授業の先生

星野 賢哉 先生

高校時代に生物が苦手だった経験をいかし、苦手な生徒も興味をもてるように、生命現象を一つ一つ丁寧に紐解きながら、奥深さと面白さを解説する。

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