今回は現代の文化と人類の課題について学習しました。
内容を確認していきましょう。

精神分析学を創始したフロイトは、人間の無意識の領域に注目し、夢の内容からその人の精神状態を分析しました。デューイはプラグマティズム（実用主義）の考え方をとなえ、また教育にも力を入れました。

ドイツ出身の マックス＝ヴェーバー は『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』を著し、中世ヨーロッパで宗教改革を起こしたカルヴァンの思想と、現在の資本主義との関係を指摘しました。

ドイツ出身のアインシュタインは相対性理論を提唱し、物理学に大きな変革をもたらしました。彼はアメリカ大統領に核開発を進言する手紙を書きましたが、戦後は核兵器の廃絶を世界に訴えました。

科学技術の発展で人々の暮らしが豊かになっていく一方、地球規模で環境問題が発生するようになりました。1992年にはブラジルのリオデジャネイロで地球サミットが開催され、「持続可能な開発」をテーマに話し合いが行われました。

1997年には、地球温暖化防止にむけて京都会議が開催されました。各国の温室効果ガス排出削減目標が京都議定書にまとめられましたが、大量排出国であるアメリカや中国が批准を拒否。その後、2005年にロシアが批准したことで議定書は発効されました。