高校世界史B

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5分でわかる!第4次中東戦争後の和平への動き

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この動画の要点まとめ

ポイント

第4次中東戦争後の和平への動き

高校世界史 現代文明と各地の紛争2 ポイント1 答え全部

これでわかる!
ポイントの解説授業
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現代文明と各地の紛争、第2回。
今回は「パレスチナ問題の行方」について学習します。

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ポイントの1つ目は「エジプトとイスラエルの歩み寄り」です。
アラブ諸国の中心ともいえるエジプトがイスラエルとの和解を目指して歩み寄る様子と、そんなエジプトに対するアラブ諸国の反応について学習します。

エジプトのサダト大統領、イスラエルとの和解を決断

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1948年から1973年にかけて、アラブ諸国とイスラエルは4度にわたる中東戦争を戦いました。第4次中東戦争では、エジプトが領土回復を目指してイスラエルと戦いましたが、結果はイスラエルの勝利に終わりました。

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1970年にエジプト大統領に就任したサダトは、第4次中東戦争が終わった後、外交方針を大きく転換しました。財政的な問題もあり、これ以上戦争を続けることは得策ではないと判断したサダトはイスラエルとの和平を目指すようになったのです。

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1979年3月、アメリカのカーター大統領の仲介で、サダトはイスラエル首相ベギンと エジプト=イスラエル平和条約 を締結。アラブ諸国の中で初めてイスラエルを公式に承認しました。その見返りに、イスラエルはシナイ半島の返還をエジプトに約束しました。

アラブ諸国は猛反発!サダトは暗殺される...

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エジプトがイスラエルへ歩み寄りを見せたことに、他のアラブ諸国は「裏切り者だ!」と猛反発しました。アラブ諸国はエジプトと断交し、エジプトは孤立することになったのです。

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また、周辺国だけでなく、エジプト国内の過激派などもサダトを猛烈に批判しました。そして1981年、サダトは暗殺されてしまったのです。

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イスラエルを認めた上で、占領地の回復を達成しようとするサダトの現実的な政策は、多くのアラブ人に反発されたことを覚えておきましょう。

この授業の先生

新里 将平 先生

「世界史を楽しく,わかりやすく教えたい!」をモットーにストーリー性のある授業展開で、歴史上の人物や国が当時何を考え、どう動いたかを感情を込めて伝える。

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