高校世界史B

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5分でわかる!アメリカに踊らされた!?イラクの動向

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この動画の要点まとめ

ポイント

アメリカに踊らされた!?イラクの動向

高校世界史 現代文明と各地の紛争3 ポイント1 答え全部

これでわかる!
ポイントの解説授業
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現代文明と各地の紛争、第3回。
今回は「イラク・アフガニスタン情勢」について学習します。

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ポイントの1つ目は「イラクの情勢」です。
イラクのフセイン政権がアメリカに振り回される様子を学習します。

イラン=イラク戦争/アメリカはイラクを支援!

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1979年、イラクでは サダム=フセイン が大統領に就任しました。同年、隣国のイランではイスラーム教シーア派の指導者 ホメイニ の主導で イラン革命 が勃発しました。革命の影響でイランの石油生産は激減し 第2次石油危機 が発生。このあおりを受けたアメリカはイランを強く非難しました。

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フセイン大統領はスンナ派の指導者ですが、イラク国内にもシーア派勢力は一定数いました。フセインはイラン革命の影響がイラクに及ぶことを恐れ、1980年に イラン=イラク戦争 を開始。このとき、イランとの関係が悪化していたアメリカはイラクを支援しました。

クウェート侵攻/アメリカはイラクと敵対!

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イラン=イラク戦争は長期戦となり、イラクの財政は悪化。そこでフセインは石油資源をねらって クウェートに侵攻 しました。先の戦争ではイラクを支援したアメリカでしたが、今度はイラクを「侵略者だ」と非難し、クウェートを支援したのです。

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こうして、ブッシュ(父)政権下のアメリカが主体となった多国籍軍が派遣され湾岸戦争が始まりました。多国籍軍の攻撃を受け、イラクはクウェートから撤退しました。

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このように、アメリカはイラン=イラク戦争ではイラクを支援したにも関わらず、湾岸戦争では敵対しました。結局イラクは、アメリカの都合の良いように踊らされることになったのです。

フセイン政権崩壊!民主政治の導入も...

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2003年、アメリカのブッシュ(子)大統領の時代にはイラク戦争が勃発しました。アメリカはイラクのフセイン政権が大量破壊兵器を保有していると主張し、イラクに侵攻してフセイン政権を崩壊させました。

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米軍はしばらくイラクに駐留し、民主政治への移行を試みました。しかし、イラクにはスンナ派とシーア派が混在し、イラク人だけでなくクルド人も暮らしています。そんな地域に無理やり民主政治を導入したことで、国内は混乱状態となってしまいました。

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こうした混乱の中、イラクではイスラーム過激派組織が誕生することになりました。以上のように、フセイン独裁政権が倒れた後、イラクは大きな混乱をむかえたことをおさえておきましょう。

この授業の先生

新里 将平 先生

「世界史を楽しく,わかりやすく教えたい!」をモットーにストーリー性のある授業展開で、歴史上の人物や国が当時何を考え、どう動いたかを感情を込めて伝える。

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      現代文明と各地の紛争

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