第46章「経済危機と冷戦の終結」の確認テストです。
この章で学んだ内容を、問題を解いて確認しましょう。

空欄A。
ベトナム戦争による財政圧迫から金とドルの交換停止を発表した大統領といえば？
正解はニクソンです。
この出来事をドル危機やドル＝ショックと呼ぶこともあります。

空欄B。
ニクソン大統領が辞任するきっかけとなった事件といえば？
正解はウォーターゲート事件です。
大統領選挙の際に、ニクソン陣営が民主党本部に盗聴器を仕掛けたというスキャンダルが発覚。ニクソンはアメリカ史上初めて、任期途中で大統領を辞任することとなりました。

空欄A。
ソ連が侵攻した国といえば？
正解はアフガニスタンです。

空欄B。
「強いアメリカ」を掲げたアメリカ大統領といえば？
正解はレーガン大統領です。
ソ連に負けるものか！と軍備拡張を進めたレーガンでしたが、財政赤字と貿易赤字の「双子の赤字」が拡大する結果となってしまいました。

空欄A。
この人物の時代以降、イギリスは重要産業を国有化し、社会福祉制度を充実させました。
正解はアトリーです。
社会福祉制度の充実は、イギリス財政を圧迫する大きな要因となりました。

空欄B。
社会福祉の削減や国営企業の民営化などを行った保守党の首相といえば？
正解はサッチャーです。
彼女は新自由主義政策を実施し、政府が極力経済に介入しない「小さな政府」を目指しました。

空欄A。
ゴルバチョフ書記長が行った改革といえば？
正解はペレストロイカです。

空欄B。
チェルノブイリ原発事故を契機に実行された情報公開といえば？
正解はグラスノスチです。

空欄C。
ブッシュ（父）大統領と行った、冷戦を終結させた会談といえば？
正解はマルタ会談です。
ゴルバチョフは「新思考外交」を展開し、アメリカへ歩み寄る姿勢を見せました。そしてついに冷戦が終結することになったのです。

空欄A。
ソ連共産党が解散した後に成立したCISを日本語で何という？
正解は独立国家共同体です。
かつてソ連の構成国だった国々は、ソヴィエト政府による支配を脱し、国同士が結びつく緩やかな連合体に変わっていきました。そしてロシア共和国はロシア連邦と改称しました。

空欄B。
チェチェン共和国の独立を阻止した大統領。プーチンともう一人は？
正解はエリツィンです。
チェチェンの独立を目指す勢力はロシアへの反発を強め、各地でテロ活動を展開しました。

空欄A。
ポーランドで政権を獲得した自主管理労組といえば？
正解は「連帯」です。

空欄B。
東欧社会主義圏が崩壊していくなか、東ドイツで退陣した人物といえば？
正解はホネカーです。

空欄C。
ルーマニアで倒された独裁政権といえば？
正解はチャウシェスク政権です。
このように1989年、東ヨーロッパ各地の社会主義政権が次々と崩壊し、民主化が進んだことを東欧革命といいます。ちなみにルーマニアのチャウシェスク大統領は、政権崩壊後、夫妻ともども銃殺刑に処されました。

空欄A。
ポーランド自主管理労組「連帯」の指導者といえば？
正解はワレサです。

空欄B。
東西ドイツの統一を実現した西ドイツの首相といえば？
正解はコールです。

空欄C。
ヨーロッパ連合（EU）が発足することとなった条約といえば？
正解はマーストリヒト条約です。