ポイントの3つ目は「マハーバーラタとラーマーヤナ」です。
十六大国の抗争の時代、 クシャトリヤ の活躍を描いた作品が誕生します。

これから、古代インドで生まれた 2つの作品 を紹介します。
ちなみに、これらの作品は サンスクリット語 で記述されたということも、頭にいれておいてください。
それでは見ていきましょう。

1つ目は『 マハーバーラタ 』です。
この作品では バーラタ族 という民族の戦いが描かれました。

2つ目は『 ラーマーヤナ 』です。
これは ラーマ王子が奪われた愛妻を救出する英雄叙事詩です。

ラーマ王子は、悪い魔法使いにさらわれたお姫様を助けるために旅に出ました。
その道中、魔法使いが仕掛けたあらゆるトラップがあったのですが、
ラーマ王子は見事クリアして、お姫様のところにたどり着いたのです。

王子様が困難を乗り越え、お姫様を救出する。
小説やゲームなどで、似たような話を聞いたことがあるかもしれませんね。
実は、こうした英雄物語の原形は『 ラーマーヤナ 』にあるのです！
ちなみに、『ラーマーヤナ』は東南アジアや中国にまで伝わりました。

『マハーバーラタ』と『ラーマーヤナ』。
2つの作品をしっかり覚えておきましょう。