5分でわかる!混乱のなか、ローマの政治はどう変わる?
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この動画の要点まとめ
ポイント
内乱の1世紀/グラックス兄弟の改革とスパルタクスの反乱
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対外戦争を通じて、ローマは貧富の差が拡大し、二極化が進みました。
その後、平民派や閥族派が権力を争う 内乱の1世紀 を迎えることになります。
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紀元前133年頃に登場した グラックス兄弟 は、貧しい人びとの味方です。
彼らは無産市民へ土地を分配し、貧しい人たちを助けようとしましたが、富裕層の反発にあい失敗します。
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グラックス兄弟の改革が失敗したあと、 同盟市戦争 が勃発しました。
ローマの 分割統治 下において、一番ひどい扱いを受けていた 同盟市 が、ローマ市民権を求めて暴動を起こしたのです。
この暴動の鎮圧後、 イタリア半島内のすべての都市に市民権が付与され 、都市間の差別がなくなりました。
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これでひと安心かと思いきや、続いて スパルタクスの反乱 が起きました。
「スパルタクス」は人の名前です。
彼はもともと 剣闘士 ( 剣奴 )として、闘技場(コロシアム)で見世物として殺し合いをしていました。
スパルタクスの反乱も、ローマを社会をさらに混乱させました。
第1回三頭政治/ポンペイウス・クラッスス・カエサル
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戦争や混乱が相次ぐローマ。
この混乱をまとめるため、3人の有力者が協力することになりました。
これを 第1回三頭政治 といいます。
こちらを見てください。
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第1回三頭政治は ポンペイウス 、 クラッスス 、 カエサル の3人によって行われました。
ポンペイウスは 閥族派のスラの後継者 で、カエサルは 平民派のマリウスの後継者 です。
また、カエサルは ガリア遠征 を行い、現在のフランスに位置する地域を征服しました。
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クラッススがパルティア遠征で戦死すると、ポンペイウスとカエサルが衝突します。
最終的に勝利を収めたのは カエサル でした。
彼は 独裁政治を行うようになります。
カエサルの独裁/終身ディクタトルに就任するも、暗殺されてしまう...
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みんなで話し合っていると時間がかかる。
そう考えたカエサルは、混乱を収束させるために 1人の人物が権力を握り、混乱の解決にあたるべきだと主張しました。
彼は終身の ディクタトル (独裁官)に就任し、すべての権力を掌握したのです。
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しかし、カエサルの独裁は長続きしませんでした。
彼のやり方は 話し合いで政治を進めるというローマの伝統に反していたのです。
最終的に、カエサルは共和主義者の ブルートゥス らによって暗殺されてしまいました。
カエサルの暗殺は、「ローマで独裁政治はNG」という大事な教訓を後世に示したといえます。
第2回三頭政治/アントニウス、レピドゥス、オクタウィアヌス
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カエサルの死後は 第2回三頭政治 が行われました。
アントニウス 、 レピドゥス 、 オクタウィアヌス の3人による政治です。
こちらを見てください。
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アントニウスは、エジプトの女王 クレオパトラ と協力関係にありました。
レピドゥスが失脚すると、アントニウスとオクタウィアヌスがローマの覇権をめぐって争います。
両者がぶつかった戦いが アクティウムの海戦 です。
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この戦いで、オクタウィアヌスは アントニウスとクレオパトラの連合軍を破りました。
勝利したオクタウィアヌスは カエサルの失敗を生かし、ローマの政治を主導していくことになるのです。
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ポイントの3つ目は「ローマの政治体制の変化」です。
戦争の長期化で大混乱に陥ったローマ社会のようすと、
社会の混乱を象徴するかのような戦争や反乱、
そしてその混乱をしずめようとした政治家たちを紹介します。
こちらを見てください。