高校世界史B

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5分でわかる!ローマの伝統を尊重した独裁政治!?

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この動画の要点まとめ

ポイント

ローマの伝統を尊重した独裁政治!?

高校世界史 ローマ世界3 ポイント1 答え全部

これでわかる!
ポイントの解説授業
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ローマ世界の3回目。
今回は「ローマ帝国」について勉強します。

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ポイントの1つ目は「元首政(プリンキパトゥス)」です。
アクティウムの海戦に勝利した オクタウィアヌス は、
ローマの伝統を尊重した「 独裁政治 」を行います。
前回の授業で、独裁政治を行った カエサル は暗殺されてしまいましたね。
ローマ世界においては、どうやら独裁政治はうまくいかないようです。

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しかし、オクタウィアヌスの独裁政治は一味違います。
カエサル暗殺から学んだ教訓をどのように活かしたのか に注目してください!

元老院から「アウグストゥス」の称号を得る

高校世界史 ローマ世界3 ポイント1前半/元首政の項目/答え入り

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100年以上続いた内乱を収めたオクタウィアヌスは、元老院から アウグストゥス尊厳者 )という称号を贈られました。
アウグストゥスは人の名前ではなく、称号ですので注意してください。

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彼はこの称号をもらった直後、自分はあくまで プリンケプス (市民の中の第一人者)であると宣言しました。
ここが彼の巧みなところです。
実際は彼が政治権力を握っていたのですが、 自分はあくまで市民だと強調することで、人びとの反発を受けないように立ち回ったのです。
彼に続く皇帝たちは、みなプリンケプスを自称したため、この政治を 元首政プリンキパトゥス )といいます。

五賢帝の時代

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その後ローマは 五賢帝の時代 を迎えます。
この時代、ローマはさらなる発展を遂げていくことになります。
こちらを見てください。

高校世界史 ローマ世界3 ポイント1後半/五賢帝の項目/答え入り

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五賢帝の1人目は ネルウァ帝 です。
彼は優秀な人物を自分の 養子 とし、退位の際に皇帝の地位を譲りました。

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2人目は トラヤヌス帝 です。
トラヤヌス帝のときに ローマは最大領土に達します。
地図でその領土を確認しましょう。

高校世界史 ローマ世界3 ポイント1後半の地図のみ表示/書き込みアリ

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イタリア半島の小さな都市国家に過ぎなかったローマが、
地中海周辺地域を完全に支配したのです。

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3人目の皇帝は ハドリアヌス帝 です。
彼は帝国各地を巡遊し、国内の安定化に努めました。
4人目は アントニヌス=ピウス帝 です。
この皇帝については、特に目立った事績がありません。
名前だけ覚えておけば十分です。

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5人目は マルクス=アウレリウス=アントニヌス帝 です。
皇帝でありながら『 自省録 』を著した 哲学者 として知られ、 哲人皇帝 とも呼ばれました。
彼の名は中国まで伝わり、『後漢書』に「 大秦王安敦 」という名で記されています。

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ローマがさらなる発展を遂げた五賢帝時代。
この時代は、マルクス=アウレリウス=アントニヌス帝が自分の子に皇帝の地位を譲ったことで、終わりを迎えます。
五賢帝の名前をしっかり覚えておきましょう。

この授業の先生

新里 将平 先生

「世界史を楽しく,わかりやすく教えたい!」をモットーにストーリー性のある授業展開で、歴史上の人物や国が当時何を考え、どう動いたかを感情を込めて伝える。

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