ローマ世界の1回目。
今回は「共和政の確立」について学習します。

ポイントの1つ目は「都市国家ローマの建国」です。
古代ローマに関わる 2つの民族 に注目しながら、勉強していきましょう。

都市国家ローマを建国したのは、 古代イタリア人 の一派である ラテン人 と呼ばれる民族です。
「古代イタリア人」というのは、現在のイタリア人のご先祖さまだと思ってください。
ラテン人たちは、 ティベル川 という川の畔にローマを建国しました。

ところがその後、ローマは エトルリア人 によって一時支配されてしまいます。
ここまでの流れを地図で確認しましょう。

ローマは地図中の×印のあたりに建てられました。
その北方に住んでいたのが エトルリア人 です。
エトルリア人がローマに侵入してきて、ラテン人の建てたローマを一時的に支配したのです。

ラテン人がローマを建国し、その後エトルリア人が一時ローマを支配した。
この流れをしっかり覚えておきましょう。

最後に ローマの建国神話 についてお話します。
こちらを見てください。

双子の赤ちゃんが狼のお乳を飲んでいます。
2人の赤ちゃんは、名前を ロムルス と レムス といいます。
ローマの建国神話では、ロムルスとレムスは 狼によって育てられ、後にローマを建国した と伝えられています。
興味のある方は、是非調べてみてくださいね。